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「ブログを半年以上続けているのに、検索順位がなかなか上がらない」
「同じ地域でも、競合サイトばかりが上位になるのは、どうして?」
「上位表示のために、何から手を付ければいいのかわからない」
こうした疑問をお持ちのWeb担当者もいるのではないでしょうか。原因を調べるうちに、「ドメインパワー」という言葉にたどり着いた方もいるかもしれません。
本記事では、次の5点を順番に解説します。
先にお伝えすると、ドメインパワーに「何点以上なら合格」という公式の基準はありません。数値は競合との比較で読み解くものです。本記事では、その比較のやり方まで具体的に説明します。
福岡県を拠点に、ホームページ制作とSEO対策を全国対応で提供するサンゼンデザイン株式会社が、自社サイトの運営経験をもとに執筆しています。代表的なSEO分析ツール「Ahrefs」による弊社サイトのDR(※)は73です(2026年8月時点)。DRは高くなるほど1ポイント上げるのが難しくなる対数型の指標で、この73という数値は、弊社が長年SEO対策を実践してきた自社サイトの被リンクプロフィールに対する現在の評価です。
本記事の計測手順は弊社サイトを実測例にしていますので、ぜひお手元で競合サイトと比べてみてください。SEOやホームページからの集客でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
※DR(ドメインレーティング):Ahrefsが、サイトの被リンクプロフィール(被リンクの量と質)の相対的な強さを0〜100で示す独自指標です。詳しくは本文で解説します。
目次 - Index -
9975文字
読み終わる時間の目安:約17分
ドメインパワーとは、「サイト全体の信頼度・評価の強さ」を表す通称です。Googleが公表している公式の数値ではなく、SEOツール各社が独自に推定したスコアで確認します。
代表的な指標はAhrefsのDR、MozのDA、パワーランクの3つで、算出方法はそれぞれ異なります。スコアの定義がツールごとに違うため、数値そのものより「同じツールで、競合と比べてどうか」を見るのが実務的です。
スコアと順位の間にあるのは相関であって、スコアを上げれば順位が必ず上がるという因果関係ではありません。検索順位を直接決めるものではありませんが、サイトの現在地を把握する材料になります。
ドメインパワーは、「sanzen-design.jp」のようなドメイン(サイトの住所にあたる部分)単位で、サイト全体がどれだけ信頼されているかを表す言葉です。Googleが公表している正式な用語ではありませんが、SEO(検索エンジン最適化)の現場では広く通じます。
検索エンジンは、1ページごとの品質だけを見ているわけではありません。同じ内容の説明でも、基本的には実績のある会社の言葉のほうが信頼されやすいのと似た構図です。
個々のページの評価を「点」とすれば、ドメインパワーはサイト全体の評価という「面」にあたります。この「面」の力を育てることが、ページ単位の評価を支える土台になります。
まず押さえておきたいのは、Googleが「ドメインパワー」という数値を公表していないことです。ツール上で目にするスコアは、すべてSEOツールが独自のデータと計算式で推定した参考値です。
Googleはサードパーティの SEO ツールとアドバイスに関する Google 検索のガイダンスを公開しています。そこでは「サードパーティ ツールは、Google の内部ランキング データにアクセスすることも、パフォーマンスを保証することもできません」と説明されています。
つまりスコアは、外から状態を推定した指標であって、Googleの内部データにもとづく値ではありません。
結論として、ツールのスコアそのものが検索順位を決めるわけではありません。一方で、スコアの計算元になっている被リンクは、Googleがサイトを評価する要素のひとつです。
実際の検索結果を見ると、スコアの高いサイトが上位に並んでいることもあります。ただしこれは相関であって、スコアを上げれば順位が上がるという因果関係ではありません。
順位を決める中心は、あくまで「検索した人の役に立つページかどうか」です。
ドメインパワーが重視されるのは、サイト全体の評価がページ単位の評価を支えるからです。本記事では「インデックスの登録」「ページ評価の土台」「AI時代の信頼性」の3点から整理します。
インデックスに登録されるかどうかはページの内容にも左右され、スコアが上がったから登録されるわけではありません。ページ単体の内容だけでなく、そのページがどのサイトに掲載されているかも評価の対象になります。
AIが回答をまとめる検索体験でも、有用で信頼性の高いコンテンツが評価されるとGoogleは説明しています。
サイト全体の評価が高まると、公開したページがインデックス登録されやすくなることがあります。インデックスとは、Googleがページを解析して大規模なデータベースに保存し、検索結果の表示対象として認識することです。
ただし、これは「ツールのスコアが上がったから登録される」という関係ではありません。GoogleはGoogle の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位についてで、インデックス登録されるかどうかはページのコンテンツとメタデータにも左右されると説明しています。スコアは、その状態を外から推定した参考値にすぎません。
検索結果の上位は、限られた枠の奪い合いです。検索エンジンはページ単体の内容だけでなく、そのページがどのサイトに掲載されているかも評価の対象にしています。
「丁寧に書いているのに、競合のページに勝てない」という場合、ページの内容だけが原因とは限りません。サイト全体の評価に差がある可能性も、あわせて検討する価値があります。
近年は、AIが回答をまとめて提示する検索体験が広がっています。Googleも「AIによる概要」「AIモード」といった機能を提供しており、「これからSEOに取り組んでも意味がないのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。
しかしGoogleはAI 機能とウェブサイトで、SEOのベストプラクティスはAI機能でも引き続き有効だと説明しています。運営者情報や実績、一次情報といった信頼性を支える要素は、これまでと同じように求められます。
検索のかたちが変わっても、「信頼されるサイトを育てる」という取り組みの価値は変わりません。
ドメインパワーは、無料ツールを使えば今日から計測できます。
本記事ではAhrefsの無料ツール「ウェブサイトオーソリティチェッカー」を使い、弊社サイトの実測例(DR73)とあわせて手順を紹介します。
手順はツールにアクセスして、URLを入力し、表示された数値を計測日と入力URLとセットで記録する3ステップです。入力するURLは「www」の有無まで統一してください。表記が割れると条件がそろわなくなります。
Ahrefsは有料のSEO分析ツールですが、このチェッカーはAhrefsの無料SEOツールのひとつとして公式サイトで公開されています(2026年8月時点)。
大切なのは、自社と競合を同じツール・同じ時期に測ることです。当然ながら、基準がそろっていない数値を並べても、比較の材料になりません。
計測の手順は次の3ステップです。

上位表示させたいキーワードで検索し、上位に出る競合サイトも計測しておきましょう。自社との差が数値でわかると、対策の優先順位を考えやすくなります。
計測した数値は、次のような形で記録しておくと、翌月以降の比較が簡単になります。
| 記録項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 計測日 | 計測した年月日 |
| 入力したURL | ツールに入力したアドレス(wwwの有無まで) |
| 自社サイトの数値 | 表示されたスコア |
| 競合サイトの数値 | 上位表示させたいキーワードの上位サイトのスコア |
| その月に行った施策 | ページ2本公開、事例1件追加など |
複数のツールで測ると、数値が大きく違っていて戸惑うかもしれません。これは、各社が独自に集めたデータと計算式でスコアを推定しているためです。
数値を正しく使うためのルールは2つです。
基準の違うツールの数値を並べても、比べる意味がありません。ツールを1つ決めて定点観測しましょう。
ドメインパワーに「何点以上なら合格」という公式の基準はありません。自社の数値は絶対値で見ず、競合と比べて評価するのが実務的な使い方です。
競合より低ければ被リンクの差を、同程度ならページ単位の改善を、高ければ検索意図とのズレを疑います。
本記事では、この読み解き方と施策の優先順位を表で整理します。数値の元になる被リンクは、時間をかけて蓄積されるものです。計測は月1回など決まったタイミングで行い、数か月単位の傾向を見てください。比べる相手は大手ポータルサイトではなく、対象キーワードで実際に上位に出る同業他社です。
Web上では「何点以上なら強い」といった目安を見かけることがありますが、数値の絶対値だけを見て判断すると、方向を誤ることがあります。
前提として押さえたいのは、次の2点です。
そのうえで、検索順位が競合より低いときに、比較結果をどう読み解くかを整理しました。順位が低い原因にはさまざまな要因が絡み、ツールの数値だけで原因を特定することはできません。
あくまで施策の優先順位を決めるための考え方としてご覧ください。
| 競合と比べた自社の数値 | 原因の考え方 | 施策の方向性 |
|---|---|---|
| 競合より低い | 被リンクの数や質で差がついている可能性があります。 AhrefsのDRは被リンクをもとに算出されるため、コンテンツの蓄積量や内部リンクの整備状況は、数値には直接表れません。 ただし数値はツール各社の推定値なので、これだけで原因をドメインパワーの差と断定することはできません。 | コンテンツの追加と内部リンクの整備を進めながら、外部からの評価を集める施策に着手します。 |
| 競合と同程度以上 | ドメインパワー以外の要因を検討します。 検索意図とのズレ、競合性の高いキーワードの選定、内部リンクの不足、といった要因を検討します。 | 次章の3つのチェックポイントを上から順に確認し、ページ単位の改善を優先します。 |
上位表示させたいキーワードで検索し、いくつかのサイトを同じツールで計測してみてください。その数値帯は、自社が目指す水準の参考になります。
ドメインパワーの元になる被リンクは、時間をかけて蓄積されるものです。一方で、DRは相対的な指標のため、自社サイト以外のデータ更新などによって数値が変動する可能性もあります。
日々の細かい変動に振り回されず、月1回など決まったタイミングで計測し、数か月単位の傾向を見るのがおすすめです。
ひとつ注意したいのは、サイトリニューアルのタイミングです。ドメインまで変更すると、それまでに蓄積した被リンクやコンテンツの評価を引き継ぐための作業が別途必要になります。そのため、サイトリニューアルの際には、ドメインパワーを落とさないために「ドメインを引き継ぐこと」が基本です。
大手ポータルサイトや有名メディアと自社を比べる必要はありません。検索結果で実際に競合するのは、それらのサイトではないからです。
自社が検索結果で戦う相手は、「地域名+業種」など、上位表示させたいキーワードで検索したときに表示される同業他社です。
たとえば北九州市の不用品回収会社なら、「北九州 不用品回収」で上位に出るサイトが比較対象になります。
順位が上がらないとき、原因をドメインパワー不足と決めつけるのは危険です。先に確認すべきなのは、インデックスの登録状況、検索意図との一致、キーワード選定の3点です。
いずれも自社サイト内で完結でき、外部対策よりも短い期間で改善できます。そのため、まずは自社サイト内を改善してから、外部対策を実施しましょう。
まず、ページがインデックス登録されているかを確認します。登録されていなければ、ページの内容がどれだけ良くても検索結果には表示されません。
確認方法は2つあります。
ただし前者について、Googleはsite: 検索演算子の解説において、インデックスに登録されているすべてのURLを返すわけではないと説明しています。site:検索で出てこないだけでは未登録と判断できないため、確実に確認したいときは、後者のURL検査ツールを使ってください。
なお、公開して間もないページは、登録までに時間がかかる場合があります。数日〜数週間待っても登録されないときは、原因の調査と対処を検討しましょう。
サーチコンソールの導入方法や見方は、脱初心者!サーチコンソール使い方講座:サイト分析でSEO対策を加速させる方法で詳しく解説しています。
インデックス登録されていれば、次はページの内容が検索意図(検索した人が本当に知りたいこと)に応えているかを確認します。上位表示させたいキーワードで実際に検索し、上位10ページと自社ページを見比べてみてください。
上位ページが答えている疑問に自社ページが答えていなければ、順位が伸びない原因はドメインパワーではなく、検索意図を満たしていないことにあるかもしれません。
実務では、上位10ページのタイトルと見出しを表に書き出し、自社ページの見出しと突き合わせる方法がおすすめです。
「上位の多くが触れているのに、自社ページにはない項目」が一目でわかり、加筆すべき内容がそのまま改善リストになるためです。
内容にも問題がなければ、戦う場所そのものを見直します。
検索結果が大手企業や大手メディアのサイトで占められているキーワードでは、地域の中小企業が上位を取るのは簡単ではありません。
その場合は、「地域名+業種」や、悩みを具体的に言語化したキーワードなど、自社が勝てる土俵に狙いを変えるのが得策です。
選び方のコツはSEOキーワードの選び方。芋づる式に見つけるプロのキーワード選定法!で解説しています。
この3つ以外の原因も含めて網羅的に確認したい方は、SEO対策で順位があがらないときの13のチェックリストもあわせてご覧ください。
ドメインパワーを上げる方法は、コンテンツ・外部評価・内部リンクの3つに整理できます。短期間で一気に上げる近道はなく、いずれも積み上げた分だけサイトの資産になる施策です。
なお、本記事で計測に使うAhrefsのDRは、被リンクプロフィールをもとに算出されます。3つの施策のうちDRの算出要素に関係するのは、主に外部サイトからの被リンクです(獲得したすべてのリンクが同じように数値へ反映されるわけではありません)。コンテンツの作成と内部リンクの整備は、DRの直接の算出要素ではありませんが、自然な被リンクを得るための土台になる施策として、あわせて解説します。
土台になるのは、読者の役に立つコンテンツを増やし続けることです。良いページは読者に共有され、他のサイトから紹介されることで、結果として被リンクや評価につながっていきます。
Googleは検索セントラルで有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成というページを公開しています。そこでは、検索エンジンではなくユーザーのために作られたコンテンツを重視する姿勢が示されています。
同じページでは、E-E-A-Tという評価の考え方も紹介されています。経験、専門性、権威性、信頼性の4つを指す言葉で、英語ではExperience、Expertise、Authoritativeness、Trustworthinessにあたります。
難しく聞こえますが、実務経験のある会社には追い風です。日々の業務で得た一次情報こそ、他社には真似のできないコンテンツになります。実例の詳しい紹介、お客様からよくいただく質問への回答、地域ならではの情報などが挙げられます。
外部からの評価を集める施策も欠かせません。
被リンクは、DAやDRなど多くのツールがスコアを算出する際の主要な材料です。一方のサイテーションは、認知の広がりやローカル検索での見つけやすさにつながることが期待できます。
ただし、各ツールのスコアへ直接反映されるとは限りません。サイテーションを積み上げるうえでは、会社名・住所・電話番号の表記をWeb上で統一しておく必要があります。
ここで注意したいのは、リンクの集め方です。
Googleは、Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーで、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買を違反として明示しています。金銭や物品と引き換えにリンクを設置してもらう行為は、順位の下落につながるおそれがあります。
集めるべきは、あくまで内容を評価されて自然に張られるリンクです。具体的な獲得方法や進め方は、外部SEO対策の完全ガイド|具体的な対策方法やポイントを徹底解説で解説しています。
「重要性はわかったが、自社だけで進めるのは難しい」という場合は、弊社の外部SEO対策パック(被リンク獲得代行)もご活用いただけます。
競合サイトの被リンク獲得状況の調査から、リンク獲得のアプローチまでを代行するサービスです。具体的な進め方や対応範囲は、上記サービスページでご確認ください。
サイト内で完結できる施策として、内部リンク(自社サイト内のページ同士をつなぐリンク)の整備があります。
関連するページ同士をつなぐと、クローラー(Webページを巡回して情報を収集するプログラム)がサイト内を回遊しやすくなります。その結果、個別のページが孤立せず、サイト全体の情報として認識されやすくなります。
「新しいページを公開したら、関連する過去ページからリンクを張る」という習慣をつけるだけでも効果的です。
ドメインパワーに関するご質問への回答に共通するのは、「数値そのものより、比較の条件をそろえることが大切」という点です。ここでは、計測の頻度と、無料ツールの数値をどこまで信頼してよいかの2点にお答えします。
A1. 月1回程度で問題ありません。短期の増減だけで判断せず、同じ条件の定点観測で数か月単位の傾向を見るためです。
A2. 数値だけを判断材料にするのは避けてください。ツールの数値は各社が独自に推定した参考値であり、順位を保証するものではないためです。これは有料ツールでも同じです。
同じツールで測った競合との差や、自社の数値の推移をつかむ材料としてお使いください。
ドメインパワーはGoogle公式の数値ではないものの、サイトの現在地を知るのに役立つ指標です。
数値はツール各社の推定値なので、同じツールでの定点観測と、競合との比較を軸に使ってください。順位が上がらないときは、ドメインパワーだけでなく、インデックスの登録状況・検索意図・キーワード選定などもあわせて確認しましょう。
今日から取り組めるのは、無料ツールでの計測、競合との差に応じた施策の着手、そして専門家への相談の3つです。これらには順番があり、まず現在地を測り、差を把握してから施策に入るのが遠回りをしない進め方になります。
数値がわかっていれば、社内での共有も外部への相談も具体的に進みます。
弊社「サンゼンデザイン」は、福岡県を拠点に、ホームページ制作とSEO対策を全国対応で提供しています。自社メディア「Web反響ラボ」の運営などで得た知見をもとに、お客様のサイト運営をご支援しています。
「計測してみたものの、数値をどう判断すべきかわからない」という段階のご相談も歓迎しますので、お気軽にお問い合わせください。