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SEO外部対策の完全ガイド|具体的な対策方法やポイントを徹底解説

SEO外部対策の完全ガイド|具体的な対策方法やポイントを徹底解説

「外部対策の重要性はわかるけど、何から手をつければいいかわからない」

 「被リンク施策はペナルティが怖くて、一歩踏み出せない」

 「代理店に見積もりを取ったら高額になり、社内稟議が通らない」

このような悩みを抱えているWeb担当者の方は多いのではないでしょうか。

SEOの外部対策は、確かに専門的な知識が必要で、間違った方法を実践するとペナルティのリスクもあります。しかし、正しい知識と方法を身につければ、限られた予算内でも十分な成果を出すことができます。

本記事では、SEOの本質を理解し、限られた予算で投資対効果を最大化するためのSEO外部対策を具体的に解説します。

施策ごとの工数・難易度・リスクも明確にお伝えするので、明日からのアクションプランが立てられるはずです。

さらに、社内承認を得るための根拠となるデータや事例、すぐに使えるテンプレートもご用意しましたので、ぜひ最後までお読みください。

より早く確実に成果を出したい場合は専門家へ相談することも有効な選択肢です。

サンゼンデザインではSEOに関する無料相談も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

目次 - Index -

15046文字

読み終わる時間の目安:約26

SEO外部対策とは?費用をかける前に知るべき基礎知識

SEO外部対策とは?費用をかける前に知るべき基礎知識

外部対策はSEO対策成功の鍵を握る重要な要素です。

しかし、その本質を理解せずに施策を実行すると、時間とコストが無駄になるだけでなく、最悪の場合はペナルティを受けて、表示順位が大きく下がるリスクもあります。まずは基本的な知識から確認していきましょう。

SEOの外部対策と内部対策の違いとは?

SEO対策は大きく分けて、「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」の3つの柱で構成されています。

対策の種類 目的 主な施策 コントロール性 成果までの目安期間 費用感
内部対策 サイト内部の最適化
  • タイトルタグ
  • サイト構造最適化
  • 内部リンク など
高い
(自社完結)
1~3ヶ月
外部対策 外部からの評価獲得
  • 被リンク獲得
  • サイテーション
  • ブランド認知向上 など
低い
(他社に依存)
5~6ヶ月以上
コンテンツSEO 高品質なコンテンツ
による評価獲得
  • キーワード調査
  • 記事作成
  • 更新頻度管理 など
高い
(自社完結)
2~4ヶ月

Googleの評価基準「E-E-A-T」と外部対策の密接な関係

2025年現在のSEOでは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の重要性がさらに強化されており、外部対策は、このE-E-A-Tを向上させる最も効果的な方法の一つです。

例えば、Experience(経験)は、外部サイトでの導入事例や顧客の声の紹介、あるいはユーザーレビューサイトでの高評価といった形で示すことができます。

Expertise(専門性)であれば、業界の専門メディアから記事が引用されたり、専門家から推薦コメントをもらったりすることで高まります。

また、官公庁や業界団体といった公的なサイトからリンクされたり、大手メディアで掲載されたりすることは、そのサイトのAuthoritativeness(権威性)を強力に裏付けます。

そして、これらの積み重ねが、複数の信頼できるサイトからの被リンクや、後述するNAP情報の一貫性といったTrustworthiness(信頼性)に繋がり、サイト全体の評価を確固たるものにするのです。

なぜ外部対策は「費用がかかる」イメージがあるのか?

外部対策に「高額でよくわからない」といったイメージが根強い理由は、SEOの歴史的変遷と、それに伴う「費用」の性質の変化に深く起因しています。

【過去】リンクをお金で買う「消費」の時代(~2012年頃)

2012年にGoogleのペンギンアップデートが実施される以前、SEO業界では検索順位を不正に操作する「ブラックハットSEO」が横行していました。当時の外部対策は、質より量が重視され、その手法は極めて機械的でした。

横行していた手法の例

  • リンクファーム
    リンクを相互に張り合うためだけに作られた、中身のないウェブサイト群からの大量リンク。
  • 有料リンク購入
    SEO業者から「被リンク〇本〇円」といった形で、文字通りリンクそのものを購入する行為。
  • 自動生成リンク
    プログラムを使い、海外のブログのコメント欄や掲示板に無関係なリンクを自動で大量に投稿する。

【転換点】質の低いリンクの価値が暴落した「ペンギンアップデート」(2012年)

2012年、Googleは検索品質を向上させるため、ペンギンアップデートという画期的なアルゴリズム更新を実施しました。これは、ユーザーにとって価値のない、順位操作目的のスパムリンクを厳しく評価し、ペナルティを課すものです。

もたらされた変化

  • 順位の暴落
    不正なリンクに頼っていた多くのサイトが、検索結果から姿を消しました。
  • 業者の淘汰
    安価なリンク売買で利益を得ていたSEO業者は、そのビジネスモデルが崩壊し、淘汰されていきました。
  • 価値基準の転換
    このアップデートを境に、SEOの世界では「量より質」「小手先のテクニックより、ユーザーにとっての価値」が絶対的な基準となったのです。

【現在】信頼を積み上げる「投資」の時代(2025年)

ペンギンアップデート以降、Googleのアルゴリズムは進化を続け、現代の外部対策は「オンライン上での信頼関係づくり」と同義になりました。

質の高いサイトから「このサイトは信頼できる」「有益だ」と判断され、自然に紹介してもらう(リンクを獲得する)ためには、相応の地道な活動が不可欠です。これが、現代の外部対策に「費用」がかかる本質的な理由です。

【30秒診断】あなたのサイトに外部対策が必要かチェック

以下5つの項目のうち、3つ以上該当する場合は外部対策の強化を検討しましょう。

チェック1

  • 競合サイトと比べて被リンク数が大きく劣っている
    ※キーワード検索結果での上位競合の50%以下

【参考】
・hanasakigani
・無料ツール
https://hanasakigani.jp

チェック2

  • 指名検索(社名・サービス名での検索)が月間の表示回数で100回未満

【参考】
・ Google Search Console
・無料ツール
https://search.google.com/search-console/about

チェック3

  • サイト開設から1年以上経過しているのに、サイトのドメインパワーが低い
    ※キーワード検索結果での上位競合の50%以下(上位が10なら、5以下が該当)

【参考】
・アクセスSEO対策ツールズ
・無料ツール
https://www.ispr.net/tools/power-rank-check

チェック4

  • 競合と同等のコンテンツ数を作成しているのに検索順位が上がらない

チェック5

  • 業界内での認知度が低いと感じる

診断結果

  • 0〜1個:基礎的な外部対策で十分。まずは内部対策とコンテンツ強化を優先。
  • 2〜3個:外部対策の本格的な実施を検討するタイミング。特に被リンク獲得に注力。
  • 4〜5個:緊急度が高い。外部対策を最優先課題として取り組む必要あり。

なぜ今、SEO外部対策が重要なのか?費用対効果を最大化する3つのメリット

2025年、AIの台頭により検索行動は変化していますが、外部対策の重要性はむしろ高まっています。その理由を3つのメリットとともに解説します。

(1)ドメインパワーが強化され、サイト全体の順位が底上げされる

ドメインパワーが向上すると、サイト全体にポジティブな影響が及びます。

  • 新規記事の順位
    高いドメインパワーのサイトから投稿される記事ほど、順位が上位になりやすい傾向にある。
  • 既存ページの順位
    全体的な順位上昇が期待できる。
  • インデックス速度
    クローラーの訪問頻度が増え、新規ページが数時間でインデックスされるようになる。

(2)指名検索が増え、ブランド認知度が向上する

外部対策はブランド認知度の向上につながります。

  1. 他サイトでの言及が増え、ブランド認知が向上。
  2. 検索結果での露出が増え、ユーザーの記憶に残りやすくなる。
  3. 口コミや評判が拡散され、信頼性が向上。
  4. リピート検索(指名検索)が増え、安定したトラフィックを獲得

(3)外部サイトからの参照トラフィックが増加し、集客経路が多様化する

被リンクは直接的なトラフィック源にもなります。

  • 質の高い訪問者
    事業関連性の高いサイトからの訪問者はコンバージョン率が高い。
  • リスク分散
    検索順位の変動に左右されない安定した流入源を確保できる。
  • ブランド価値向上
    信頼できるサイトからの紹介は、ユーザーに好意的な印象を与える。

【費用・工数別】自社でできる!SEO外部対策の具体策

【費用・工数別】自社でできる!SEO外部対策の具体策

ここからは、すぐに実践できる外部対策を、難易度や費用、期待効果別に解説します。

【Step1:まずやるべき】低コスト&即効性が期待できる外部対策

1. Googleビジネスプロフィール(GBP)の最適化とクチコミ獲得戦略

無料で実施でき、効果も早く現れるため最優先で取り組みましょう。

基本情報の完全入力 (工数:1-2時間)

ビジネス名:正確な名称を使用(キーワードの詰め込みはNG)

  • カテゴリ:メインとサブを適切に選択
  • 営業時間:祝日や特別営業日も含めて詳細に設定
  • 写真:外観、内観、商品、スタッフなど最低20枚以上掲載
投稿機能の活用 (工数:週1-2回、1時間/回)

新商品、キャンペーン、お客様の声などを継続的に発信

クチコミの獲得と返信 (工数:随時)

依頼用のQRコードを配布して投稿を促進

  • 全てのクチコミに24時間以内に返信することが重要(ネガティブなクチコミにも丁寧に対応)
  • 覚えのない悪質なクチコミは、すぐに削除申請を行う(削除されるかどうかはGoogle次第)

2. SNS(X、Facebook等)アカウントの開設とNAP情報の統一

NAP(Name、Address、Phone)情報の統一は外部対策の基本です。

NAP情報の統一項目
  • Name(社名):「株式会社」と「(株)」、英語表記などを統一
  • Address(住所):番地の書き方、ビル名の有無などを統一
  • Phone(電話番号):ハイフンの有無、市外局番の表記などを統一
  • その他、営業時間やURL(httpsやwww.)も全てのプラットフォームで統一
各SNSでの設定
  • Facebook:ビジネスページを作成し、「基本データ」を完全に埋め、Googleマップと連携
  • Instagram:ビジネスアカウントに切り替え、プロフィールリンクやストーリーズハイライトを活用

3. 信頼できる業界ポータルサイト・ディレクトリへの登録

事業関連性の高いサイトからの被リンクは評価されやすいため、積極的に登録しましょう。

登録サイト
  • 全業種向け:Yahoo!ロコ、エキテン など (無料)
  • 飲食業:食べログ、ぐるなび など
  • 美容業界:ホットペッパービューティー、楽天ビューティ など
  • 医療関係:EPARK、Caloo など
  • BtoB企業:イプロス、東京商工リサーチ など

【Step2:コンテンツを資産に】中長期で取り組むべきリンクビルディング

1. 寄稿による被リンク獲得の手順録

①寄稿先の発見

「業界名 寄稿募集」などでGoogle検索

  • 競合の被リンク元を分析
  • 業界メディアの「寄稿について」などのページをチェック
②アプローチ

相手メディアの記事を読み込み、読者層を理解

  • 読者にとって価値のある記事案を複数提案
  • 自社の実績や専門性をアピール
③記事執筆

単なる宣伝ではなく、読者に価値ある情報(実践的ノウハウなど)を提供する

2. 独自調査や統計データを含む「引用されるコンテンツ」の作り方

一次情報は他メディアに引用されやすく、被リンク獲得に大きく貢献します。

①引用されやすいデータのポイント
  • 話題性:最新トレンド、法改正、季節の話題など
  • 具体性:サンプル数100以上、明確な調査期間、分かりやすいグラフ
  • 意外性:一般的な認識と異なる結果、世代間・地域間の差など
②実施手順
  • 調査テーマを設定
  • Google Formsなどでアンケートを作成し、SNS広告などで回答を収集
    (設問数や対象者によるが、10問100サンプルで5万円〜が相場)
  • データを分析・可視化
  • プレスリリースを配信し、自社ブログでも詳細レポートを公開

3. 専門家へのインタビューや顧客の導入事例記事の作成

ユーザーの信頼性を高め、被リンク獲得にもつながります。

①効果的な事例記事の構成
  • 課題:顧客が抱えていた具体的な課題
  • 選定理由:なぜ自社サービスを選んだのか
  • 導入プロセス:どのように導入したのか
  • 結果:具体的な数値での改善効果
  • 今後の展望:サービスを活用した将来の展望
②公開後のアクション
  • 顧客に記事公開を連絡し、先方のニュースリリースでの紹介やSNSでのシェアを依頼する

4. 競合より優れた記事を作る「スカイスクレイパーテクニック」

①分析

狙うキーワードで上位表示され、多くの被リンクを獲得している競合コンテンツを発見する。

②改善

そのコンテンツの弱点(情報が古い、網羅性が低いなど)を洗い出す。

③作成

文字数を1.5〜2倍に増やし、独自の図解や専門家のコメントを加えて「10倍良いコンテンツ」を作成する。

④提案

元記事にリンクしているサイトに連絡し、より優れた新しい記事があることを伝え、リンクの差し替えを提案する。

5. リンク切れ(Broken Link Building)を活用したスマートなリンク獲得術

①発見

無料ツールなどを使い、業界の権威サイトや競合の被リンク元にあるリンク切れを発見する。

【参考】

②準備

リンク切れしているコンテンツと同等以上の代替コンテンツを自社で用意する。

③提案

サイト運営者にリンク切れを報告し、代替コンテンツとして自社記事を紹介する。

【Step3:広報・PRと連携】ブランド認知を飛躍させる施策

1. プレスリリース配信の効果的な活用法

①被リンクを獲得しやすいテーマ

  • 独自調査データ、統計情報
  • 業界初、日本初の新規性
  • 社会問題の解決に繋がる取り組み
  • 有名企業との提携、協業
  • 受賞、認証取得

②主要な配信サービス

サービス名 特徴 費用目安
PR TIMES 国内最大級、高い信頼性、170媒体以上への転載期待 3万円/回〜
@Press 老舗、地方紙に強い 3万円/回〜
ValuePress BtoB系に強い 3万円/回〜

2. 共催ウェビナーやイベント協賛によるサイテーション獲得

①共催ウェビナー
複数社の専門家でパネルディスカッションを企画し、各社のサイトで相互告知する。

②共同調査プロジェクト
関連企業と共同で調査を実施し、両社で結果を発表する。

③地域貢献イベント
地元企業と協働し、地域での認知度を高める。

【上級編】クリエイティブなリンク獲得施策

1. コンテンツで業務で使える無料ツールやテンプレートの公開

計算ツール、契約書雛形、チェックリスト、診断ツールなどを提供し、利用時に出典明記を依頼することで、継続的な被リンクが期待できます。

2. 複雑な情報を一枚絵にまとめる「インフォグラフィック」の作成と拡散

統計データや複雑なプロセスを図解することで、SNSでの拡散力が高まり、多くの被リンクが期待できます。埋め込みコードを提供すると他サイトで使われやすくなります。 

【事例公開】業界別施策も解説

【事例公開】業界別施策も解説

理論や手法を理解した上で、次に重要となるのが「実際の成果」です。

ここでは、企業が外部対策によって課題を解決し、具体的な成果を上げた事例をご紹介します。自社の状況と照らし合わせながら、成功のヒントを見つけてください。

【BtoB】「寄稿」で検索結果を複数占有、権威性を確立した戦略的SEO事例

  • 業界
    IT
  • 課題
    競争が激しく、ビジネス価値も非常に高い「リスティング広告」というキーワードにおいて、権威性と可視性を確立すること。

    また、検索結果ページ上で、情報収集を行うユーザーの目に複数の接点で触れることにより、ブランド認知と信頼度を飛躍的に高めること。

施策

  • 寄稿
    同社は「リスティング広告」に関する高品質で詳細な記事を執筆し、高いドメインパワーを持つ外部の有力メディア「LISKUL」に掲載。  
  • 外部の権威性の活用
    自社ドメインの権威性のみに頼るのではなく、すでに確立された「LISKUL」の信頼性とランキング順位に「相乗り」することで、迅速に高い順位を獲得する戦略。  
  • 自社サイトにも投稿
    自社のウェブサイト上にも、同テーマで高度に最適化された記事を保有 。

結果

  • 外部メディア「LISKUL」への寄稿記事が、ターゲットキーワード「リスティング広告」で検索4位を達成 同時に、自社サイトの記事は同キーワードで検索1位を獲得
  • 結果として、重要なキーワードの検索結果で上位5位以内に2つの枠を確保し、事実上の「SERPポートフォリオ」を構築することに成功

引用元:https://liskul.com/seo-12973

【地域密着型クリニック】ローカルSEOの徹底で電話問い合わせ1.9倍、主要キーワードで1位を独占した事例

  • 業界
    医療
  • 課題
    2023年4月に開業したばかりの新しいクリニックとして、地域社会での確固たる認知度を確立し、安定した患者基盤を築くことが最優先課題 。

    患者からの好意的なクチコミは得られていたものの、「地域名+小児科」といった、来院意欲の非常に高いローカルキーワードで上位表示ができていなかった。

    院長は、現代の保護者がGoogleマップを頼りに医療機関を探す傾向が強まっていることを認識しており、このままでは競合に埋もれてしまうという危機感を抱いていた 。

施策

  • GBPの徹底最適化
    正確な情報登録、魅力的な説明文の作成、頻繁な写真の追加など、プロフィールの最適化を実施 。継続的な情報発信
    GBPの投稿機能を活用し、クリニックの特徴や最新情報を定期的に発信。これにより、Googleに対してビジネスの活発性、地域にとっての関連性が高いというシグナルを送り続けた 。 
  • 積極的なクチコミ管理
    公式LINEアカウントを通じて、患者に積極的にクチコミ投稿を依頼。GBPにおいて、最新かつ高評価のクチコミが多数寄せられた。

結果

  • 「つづき区 小児科」「センター北駅 小児科」など、複数のキーワードでGoogleマップ検索1位を獲得GBP経由での電話問い合わせ件数が、半年間で469件から892件へと1.9倍に増加
  • 全体の患者数は1.2倍〜1.3倍に増加し、新規患者の割合は毎月10%以上を維持するという安定した集患を実現。

引用元:https://webma.xscore.co.jp/columns/hamakko-kodomo-clinic-meo/

【業界別】効果的な外部対策パターン

【業界別】効果的な外部対策パターン
業界 中心戦略 具体的な施策例
BtoBサービス業 コンテンツマーケティング
による専門性のアピール
  • ホワイトペーパー、事例集の作成
  • ウェビナー開催
  • 業界メディアへの寄稿
  • 導入企業ロゴ、詳細事例の掲載
BtoC・小売業 クチコミ・レビュー対策
  • 購入者へのレビュー依頼の自動化
  • インフルエンサーとのコラボ
  • ユーザー投稿コンテンツ(UGC)の活用
  • 地域イベントへの協賛
地域密着型ビジネス ローカルSEOの徹底
  • GBPの完全最適化
  • 地域ポータルサイトへの登録
  • 商工会議所への加入と活動
  • 地域SNSグループでの情報発信
専門性の高い業界
(医療・法務等)
権威性の構築と
分かりやすい情報発信
  • 専門誌への論文寄稿、学会発表
  • 業界セミナーでの講演
  • 専門用語の分かりやすい解説コンテンツ
  • Q&A、動画コンテンツの充実

そのSEO外部対策、逆効果かも?避けるべきSEO外部対策とペナルティ

そのSEO外部対策、逆効果かも?避けるべきSEO外部対策とペナルティ

成果を求めるあまり、誤った手法に手を出してしまうと、時間と労力を無駄にするだけでなく、サイトの評価を大きく損なう危険性があります。

ここでは、Googleが明確に禁止している「リンクスパム」の具体例と、万が一ペナルティを受けてしまった場合の回復手順について解説します。リスクを正しく理解し、健全なサイト運営を心がけましょう。

Googleが公式に警告する「リンクスパム」とは?

検索順位を操作することを目的とした不自然なリンクは、すべてペナルティの対象となります。

  • リンクの売買(有料リンク)
     「月額○円で被リンク○本保証」といったサービスは明確な違反。
  • 過剰な相互リンク
     事業関連性のないサイトとの大量の相互リンクや、リンクファームへの参加。
  • 低品質なディレクトリサイトへの大量登録
     審査なしで自動登録されるサイトや、広告だらけのサイトからのリンク。
  • 同じアンカーテキストの濫用
     特定のキーワード(例:「SEO対策」)に偏ったアンカーテキストは不自然。
  • 自動生成された低品質コンテンツからのリンク
     ワードサラダなど、意味の通じない文章からのリンク。

もしペナルティを受けてしまったら?回復までの手順

万が一ペナルティを受けてしまった場合でも、冷静に手順を踏めば回復できる可能性はあります。慌てずに以下のステップで対処しましょう。

1. ペナルティの状況を特定する

まずは、どのようなペナルティを受けているかを確認します。Search ConsoleにGoogleから直接通知が届く「手動ペナルティ」なのか、通知はなくアルゴリズムの更新によって順位が下落している状態なのかを切り分けます。(手動ペナルティの確認方法は後述します)

2. Search Consoleで警告を確認する(手動ペナルティの確認方法)

手動ペナルティの場合、Search Consoleの「セキュリティと手動による対策」セクションに警告メッセージが表示されます。

  • 上記は手動ペナルティがない場合の画面
3. 有害な被リンクをリストアップし、否認する

次に、警告内容やツールを使って、低品質なサイトからのリンクや不自然なリンクを特定します。特定したリンクは、Googleの「否認ツール」を使ってリンク評価から除外してもらいます。

4. 再審査をリクエストする(手動ペナルティの場合)

有害なリンクの否認作業が完了したら、Googleに対して再審査をリクエストします。リクエストの際は、違反内容を認識していること、実施した改善策、そして再発防止策を具体的に記述して送信することが重要です。

SEO外部対策の効果測定|費用対効果を可視化する方法とKPI設定

SEO外部対策の効果測定|費用対効果を可視化する方法とKPI設定

施策を実行するだけでなく、その効果を正しく測定し、次のアクションに繋げることが成功の鍵です。

この章では、外部対策の成果を可視化するための重要な指標と、目標設定の考え方。そして分析に役立つツールについて具体的に解説します。

追うべき3つの重要指標と目標値の例

外部対策の成果を正しく測定し、次のアクションに繋げることは非常に重要です。ここでは、よく使われているSEO有料ツールと、追うべき3つの重要指標と目標設定の具体例をご紹介します。

【主要なSEO有料ツール比較】

ツール名 特徴 こんな人におすすめ 料金目安(月額) 公式サイト
Ahrefs
  • 被リンク分析機能が業界No.1
  • UIが使いやすい。
被リンク分析をメインで行いたい方 19,900円〜 https://ahrefs.jp/
Semrush
  • 総合的なSEO対策ツール
  • 競合分析機能も充実。
SEO対策全般を1つのツールで行いたい方 $139.95〜 https://semrush.jp/
Moz Pro
  • オールインワンツール
  • 初心者にも分かりやすい。
SEO初心者で、基本的な分析から始めたい方 $99〜 https://moz.com/

※本記事に記載されている各種サービスの料金は、2025年6月20日現在のものです。最新の情報や詳細なプランについては、各サービスの公式サイトにてご確認ください。

施策別の効果発現期間

①被リンク数・参照ドメイン数

外部対策の根幹は、第三者のサイトから自サイトへ向けられる「被リンク」を獲得することです。
被リンクは、Googleがサイトの信頼性や権威性を評価する上で最も重要なシグナルの一つとされています。

特に、どれだけ多くの「異なるサイト(参照ドメイン)」からリンクされているかが評価に大きく影響します。

【補足】参照ドメインとは?

参照ドメインはリンク元サイトのドメインのことです。そのため、同じサイトから100本のリンクを受けても参照ドメインは「1」です。
単に数を増やせば良いわけではなく、自社と事業関連性や信頼性が高いサイトからのリンクを増やすことを意識しましょう。

  • 目標例
    総被リンク数 前月比5%増、新規参照ドメイン数 前月比3%増、DR30以上のサイトから月1本獲得。
  • ツール
    Ahrefs、Semrushなどの被リンク分析ツールで定期的に観測する。

②ドメイン評価の推移

サイトが検索エンジンからどれだけ信頼されているかを示す「ドメイン評価」の推移を追うことは、外部対策の成果を測る上で非常に重要です。

この指標は、Ahrefs社の「DR(ドメインレーティング)」やMoz社の「DA(ドメインオーソリティ)」といった主要なSEOツールで確認できます。

【補足】ドメイン評価(DR・DA)とは?

  • DR (Domain Rating):Ahrefsが提供する指標。サイトとしての被リンクの評価を0から100の数値で評価します。被リンクの「量」と「質」が大きく影響します。
  • DA (Domain Authority):Mozが提供する指標。被リンク数やその他の複数の要因から、サイトとしての評価を予測した数値(0~100)です。
  • 目標例(1〜2年間)
    スタートアップ企業ならDR10→20、中小企業ならDR20→35を目指す。
  • ツール
    Ahrefs、Moz ProなどのSEO対策ツールでドメイン評価の数値を定期的に確認する。

③自然検索流入数・指名検索数の増加

検索エンジン経由でのサイト訪問者数(自然検索流入数)の増加や、特に企業名やサービス名で直接検索される「指名検索」の増加は、ブランド認知度と信頼性が向上している強力な証拠となります。

【補足】なぜ指名検索が重要か?

指名検索で訪れるユーザーは、すでに自社の商品やサービスに高い関心を持っているため、コンバージョンに結びつきやすい傾向があります。
また、Googleは指名検索の多さをブランドの信頼性のシグナルとして評価していると考えられています。被リンク元のサイトから直接訪れる「参照トラフィック」の質も合わせて分析しましょう。

  • 目標例
    自然検索流入数(前年同月比20%増)、指名検索によるセッション数(前月比10%増)。
  • ツール
    Google Analytics、Google Search Consoleで計測・分析する。

SEO外部対策のよくある質問(Q&A)

SEO外部対策のよくある質問(Q&A)

Q1. 外部対策の効果はどれくらいの期間で現れますか?

施策により異なります。短期的な成果を追い求めすぎず、継続することが重要です。

  • 即効性(1〜2ヶ月):GBP最適化、プレスリリース配信 など
  • 中期的(3〜6ヶ月):寄稿、被リンク対策、コンテンツマーケティング など
  • 長期的(6〜12ヶ月以上):ブランド認知度向上、大規模PR など

Q2. sponsored / ugc / nofollow 属性のリンクに意味はありますか?

はい、直接的なSEO効果は限定的ですが、以下の価値があります。

  • クリックによる直接的なトラフィック増加
  • ブランドの露出機会増加
  • 将来的なdofollowリンク獲得への足がかり
  • 自然なリンクプロファイルの形成
属性 意味 主な使用例
sponsored 広告・有料リンク アフィリエイト、広告記事
ugc ユーザー投稿リンク コメント欄、掲示板
nofollow 推奨しないリンク 上記以外

Q3. AIで生成したコンテンツを他サイトに寄稿しても問題ないですか?

寄稿する前に人の目で監修が必要です。

  • 必ず人間が事実確認と編集を行う
  • 独自の見解や経験を追加して価値を高める
  • 寄稿先にはAI利用を明示し、透明性を保つ

Q4. サテライトサイトからの自演リンクは、やはりNGなのでしょうか?

目的と実装方法によります。

  • NG:SEO目的だけの内容が薄いサイト、自動生成コンテンツのサイト
  • OK:事業として独立し、ユーザーに価値を提供する関連サイト

Q5. 競合サイトには被リンクがたくさんあるのに、なぜ自社にはつかないのですか?

主な理由として以下の点が考えられます。

  • コンテンツの質と量の不足
  • プロモーション活動の不足
  • 業界内での関係性構築の差
  • ブランド力の差

AIが「答え」を生成する時代、外部対策の価値はむしろ高まる

AIが「答え」を生成する時代、外部対策の価値はむしろ高まる

2025年、GoogleのAI Overviewなどの出現により、ユーザーの検索行動は大きく変化していますが、外部対策の価値はむしろ高まっています。

信頼性の証明

AIは信頼できる情報源を重視するため、権威あるサイトからの被リンクは「第三者による評価の証」として、より重要になります。

指名検索の重要性

「〇〇について△△社に聞く」という行動が増え、ブランド認知の重要性が高まっています。

ソーシャルシグナルの価値向上

顧客レビューやSNSでの言及・拡散など、ユーザーが生成するコンテンツやシグナルが、間接的なSEO効果としてますます重要になっています。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事で解説したとおり、外部対策はサイトの権威性を高め、持続的な成果を出すために不可欠です。しかし、日々の業務に追われる中で、これらの施策を質の高いレベルで、かつスピーディーに実行するのは難しいと感じられた方も多いのではないでしょうか。

もし「施策の方向性は正しいか」「限られたリソースで効果を最大化するにはどうすればいいか」とお悩みでしたら、一度専門家の視点を取り入れてみることをお勧めします。

サンゼンデザインでは、貴社の状況に合わせた最適なプランをご提案する無料のWeb集客相談も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

【1位を獲得したことのあるキーワードを一部抜粋】

福岡

  • ホームページ制作 福岡
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サービス系

  • MEO対策 北九州
  • 水漏れ 大阪
  • ピザ 宅配 北九州
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建設系

  • 塗装 宮崎
  • 広島 屋根塗装
  • 外壁塗装 北九州
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製造系

  • 配管工事 北九州
  • タレパン 福岡
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  • 一般製缶 北九州
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