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SEO対策の費用相場【2025年最新版】|料金体系別・施策別など徹底比較

「SEO対策って、実際いくらかかるんだろう…?」

「費用対効果が見えなくて、なかなか一歩踏み出せない…」

 「広告費を抑えたいけど、SEOで本当に成果が出るのか不安…」

Web集客の重要性が高まる中、多くの担当者がSEO対策の費用について、このような疑問やお悩みを抱えているのではないでしょうか。

この記事では、そのような不安や疑問を解消し、SEO対策の費用相場から費用対効果の考え方、さらには信頼できる外注先の選び方まで実践的な情報を網羅的に解説します。

弊社サンゼンデザインは、福岡県北九州市を拠点に全国の企業様のホームページ制作およびSEO対策を支援している会社であり、数多くのキーワードで検索上位表示を実現しています。

「自社の場合はいくらになるんだろう?」「もっと具体的な話を聞きたい」 と思われた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。現状の課題やお悩みをお伺いし、最適なご提案をさせていただきます。

この記事で解決できること
  • 自社の状況に合った最適な料金プランが見つかる
  • 月額固定型/成果報酬型/スポット支援の違いと、それぞれのメリット・デメリットを理解
  • ROI(投資対効果)シミュレーションでSEO対策の費用対効果を数字で具体的に可視化
  • 失敗しないためのSEO会社選定チェックリストで失敗リスクを最小限に
  • 将来的なコスト最適化を見据えた内製化ロードマップで、自社にノウハウを蓄積する道筋が描ける

※以下、記事の内容はあくまで一般的な費用相場であることにご留意ください。

目次 - Index -

21636文字

読み終わる時間の目安:約37

結論:押さえるべきSEO費用の目安

まず押さえておくべき費用の全体像をお伝えします。

SEO対策の費用は依頼する施策の範囲や契約形態によって大きく異なり、主に「月額固定型」「成果報酬型」「スポット型」の3つの料金体系があります。

月額固定型:初期費用と月額

SEOコンサルティングの費用相場は、月額10万〜30万円程度が一般的です。ただし、大規模サイトや競合性の高い業界では、月額50万円以上かかることも珍しくありません。

月額固定型の費用目安

  • 小規模サイト(100ページ以下):月額10〜30万円
  • 中規模サイト(100〜1,000ページ):月額30〜50万円
  • 大規模サイト(1,000ページ以上):月額50〜100万円以上

初期費用として、キーワードリサーチやWebサイト分析といった作業への初期費用がかかるケースもあります。初期費用の相場は5〜50万円程度で、サイト規模や調査範囲により変動します。

成果報酬型:キーワード単価と成果条件

成果報酬型は、特定のキーワードで上位表示された場合や、検索経由のコンバージョン(CV)が発生した場合に費用が発生するプランで、キーワードの難易度や目標順位によって単価が設定され、1キーワードあたり月額1万円~数十万円が目安です。

初期費用は無料、もしくは比較的安価な場合が多いですが、成果が出た場合の費用が高額になる可能性もあります。また、成果の定義(例:10位以内、3位以内など)や計測方法を事前にしっかりと確認することが重要です。

成果報酬型の料金設定例

  • キーワード難易度による価格差:
    • 低難易度:日額500〜1,000円
    • 中難易度:日額1,000〜3,000円
    • 高難易度:日額3,000〜5,000円以上
月額固定型と成果報酬型の根本的な違い

月額固定型は、SEO対策として包括的にサイト全体の評価向上を図り、長期的な上位表示を目指すアプローチです。一方、成果報酬型は特定のキーワードの順位上昇に特化しており、短期的な結果重視の施策となります。どちらを選ぶかは、事業の目標や予算、求める成果のスピードによって判断することが重要です。

スポット型:診断・研修の想定費用

スポット型は、特定の課題解決や単発の施策実施に適しています。

スポット型サービスの費用相場

  • SEO診断・サイト分析:10〜50万円
  • サイト設計・リニューアル支援:50〜300万円
  • SEO研修・セミナー:5〜30万円/回
  • 記事制作:記事単価:5,000〜40,000円(2,000字基準)

料金体系別 費用相場早見表

サービス内容 料金体系 費用相場 備考
SEOコンサルティング 月額固定 10〜100万円/月 サイト規模により変動
内部SEO対策 月額固定
スポット
10〜100万円 技術的な改修含む
コンテンツSEO
(記事作成)
月額固定
スポット
5,000〜40,000円/記事 文字数、専門性により変動
外部SEO
(被リンク対策)
月額固定 1〜15万円/月 質、量により変動
サイト設計・リニューアル スポット 50〜300万円 大規模改修の場合
CoreWebVitals改善 スポット 30〜80万円/サイト ページ速度改善など

SEO費用を左右する主な5つの要素

SEO対策の費用は一律ではなく、様々な要因によって変動します。ここでは、特に費用に大きな影響を与える5つの要素について解説します。

これらの要素を理解することで、見積もりの妥当性を判断したり、自社に必要な施策範囲を検討したりする際に役立てることができます。

キーワード難易度と競合状況

まず、対策するキーワードの難易度が費用を大きく左右します。 

一般的に、検索ボリュームが大きく、多くの企業が上位表示を狙っているビッグキーワードは競争が激しく、上位表示の難易度が高いため、対策費用も高額になる傾向があります。

一方、検索ボリュームは小さく、ターゲット顧客の検索意図に合致したロングテールキーワードは、比較的競争が緩やかで費用も抑えられる傾向です。

また、競合サイトのSEO対策状況も重要です。

サイト評価が高い競合が、質の高いコンテンツを大量に保有し、多額の費用をかけてSEO対策を行っている場合、それに対抗するために相応の労力と費用が必要になります。

難易度による費用の違い
  • ロングテールキーワード(月間検索数100〜1,000回)
    • 地域名+サービス名(例:「北九州 税理士」)
    • 難易度:低
  • ミドルキーワード(月間検索数1,000〜10,000回)
    • 業界キーワード(例:「BtoBマーケティング」)
    • 難易度:中
  • ビッグキーワード(月間検索数10,000回以上)
    • ビッグキーワード(例:「転職」「クレジットカード」)
    • 難易度:高

サイト規模とページ数

次に、対象となるWebサイトの規模やページ数も費用に影響します。 

大規模サイト(数百~数千ページ以上)の場合、サイト全体の構造最適化、各ページの内部対策、コンテンツの品質管理など、施策の対象範囲が広くなるため、時間と工数がかかり、費用も高くなります。

一方、小規模サイトであれば、比較的短期間で対策が完了し、費用も抑えられる傾向があります。

ただし、ページ数が少ないからといって必ずしも費用が安いとは限りません。

例えば、ECサイトのように商品数が多く、カテゴリページや商品ページが多数存在するが、1ページあたりの情報量が少ない場合はページ数の割には比較的安価となります。

逆に、専門的な情報を扱うBtoBのようなサイトでは、ページ数は少ないものの、1ページあたりのコンテンツの質と量が非常に重要となり、1ページあたりのコンテンツ作成やリライトに費用がかかることもあります。

規模別の対策範囲と費用
  • 小規模サイト(〜100ページ)
    • 主要ページの最適化が中心
  • 中規模サイト(100〜1,000ページ)
    • カテゴリー構造の最適化含む
  • 大規模サイト(1,000ページ以上)
    • システム的な対応が必要

施策範囲(内部・外部・コンテンツ)

SEO対策は、大きく分けて「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」の3つの領域があります。どの範囲まで施策を行うかによって、費用は大きく変わります。

施策の概要
  • 内部対策:

サイトのHTML構造の最適化、表示速度の改善、モバイルフレンドリー対応、内部リンク設計、XMLサイトマップの作成・送信など、主にサイト内部の技術的な要素を改善する施策です。

サイトの基盤を整える重要な対策であり、初期に集中的に行われることが多いです。

  • 外部対策:

他の質の高いWebサイトからの被リンク獲得や、サイテーション(企業名やブランド名、URLなどのオンライン上での言及)獲得を目指す施策です。

Googleからの評価を高める上で重要ですが、お金を払ってリンクを獲得するなど、ペナルティのリスクがあるため、質の高い施策が求められます。

  • コンテンツSEO:

ユーザーの検索意図に応える質の高いコンテンツ(ブログ記事、コラム、導入事例、ホワイトペーパーなど)を継続的に作成・公開し、検索エンジンからの評価とユーザーのエンゲージメントを高める施策です。

中長期的な資産となり、安定的な集客につながるため、近年特に重要視されています。

これらの施策をどこまで網羅的に行うか、あるいは特定の施策に注力するかによって、必要な工数と専門性が異なり、費用も変動します。

自社のリソースと内製化のバランス

「自社でどこまでSEO対策を担えるか、そのための社内体制やノウハウはどの程度あるか」という点です。 

例えば、社内にWeb担当者がいて、コンテンツ作成(記事執筆や簡単な画像編集)やブログ投稿システムの操作は自社で対応できる場合、外注する業務範囲を戦略立案や内部対策、効果測定などに限定することで、費用を抑えることが可能です。

逆に、社内にWeb担当者がいない、もしくは他の業務と兼任しておりリソースが割けない、SEOの知識やノウハウが全くないという場合は、企画からコンテンツ作成、効果測定まで全てを外注することになり費用は高くなります。

自社のリソース状況を正確に把握し、SEO会社と役割分担を明確にすることが、費用対効果の高いSEO対策を実現する上で重要です。

リソース別の費用影響
  • 社内にWeb担当者がいる場合
    • コンサルティング中心で対応可能
    • 費用を30〜50%削減可能
  • 制作リソースがある場合
    • 戦略立案と指示出しのみ外注
    • 費用を50〜70%削減可能
  • 全て外注の場合
    • フルサポートが必要
    • 標準的な費用が発生

技術要件:Core Web Vitals/モバイル対応

最後に技術的な要件も費用に影響します。

 特に近年Googleが重要視しているCore Web Vitals(コアウェブバイタル)は、ユーザーエクスペリエンスの質を測る指標であり、LCP(最大視覚コンテンツの表示時間)、FID(初回入力遅延)、CLS(累積レイアウト変動)の3つの指標で構成されます。

これらの指標を改善するためには、画像の最適化、JavaScriptやCSSの読み込み改善、サーバー応答時間の短縮など、専門的な知識と技術が必要となり、対応範囲によっては数十万円単位の費用がかかることもあります。

また、スマートフォンからのアクセスが主流となっている現在、モバイルフレンドリー対応(スマートフォンでWebサイトが見やすく、操作しやすいこと)は必須です。

レスポンシブデザインの導入やモバイル表示の最適化が未対応の場合、これらの改修費用も考慮に入れる必要があります。

これらの技術要件を満たすことは、検索順位だけでなく、ユーザーの離脱率低下やCV率向上にも繋がるため、初期投資として重要です。

自社の状況を正しく伝え、何にどれくらいの費用がかかるのか、その根拠は何かをしっかりと確認しましょう。

技術対応の要件例
  • Core Web Vitals改善
    • LCP(最大視覚コンテンツの表示時間)改善
    • FID(初回入力遅延)の最適化
    • CLS(累積レイアウト変動)の改善
  • モバイル対応・レスポンシブ化
    • 既存サイトの改修
    • 新規構築時の要件定義

【施策別】SEO対策の費用相場と作業内容の詳細

ここでは、具体的なSEO施策と、その料金体系の費用相場をより詳しく見ていきましょう。

これにより、自社が検討している施策にどれくらいの予算が必要になるのか、より具体的にイメージできるようになります。

SEO対策は多岐にわたるため、どの施策にどれくらいの費用がかかるのかを把握しておくことは、予算編成や業者選定において非常に重要です。

内部対策について

内部対策はWebサイトの土台を整え、検索エンジンが内容を理解しやすくするための施策です。

内部SEO対策の詳細費用

対策内容 費用相場 作業期間 作業内容例
サイト構造最適化 30〜80万円 2〜6週間
  • HTMLタグの最適化
  • 内部リンクの最適化
  • モバイルフレンドリー対応
  • XMLサイトマップ作成・送信
  • robots.txt設定
  • 構造化データマークアップ
  • パンくずリストの実装 など
サイト構造最適化
(システム改修含む)
80〜200万円 1〜3ヶ月
ページ速度改善 30〜80万円 2〜4週間 画像の最適化 など

コンテンツSEO(記事作成・リライト)について

コンテンツSEOは、主に良質な記事コンテンツを通じて、ユーザーの検索意図に合致した質の高い情報を提供することで、検索からの流入増加とエンゲージメントの向上を目指す施策です。

記事制作の費用詳細

記事タイプ 文字数 単価相場 備考
一般記事 2,000字 5,000〜15,000円 SEO基礎知識のあるライター
専門記事 3,000字 15,000〜30,000円 業界知識のある専門ライター
監修付き記事 3,000字 30,000〜50,000円 専門家監修含む
インタビュー記事 3,000字 40,000〜80,000円 取材・撮影費含む

外部SEO(被リンク施策)について

外部SEOは、主に他のWebサイトからの質の高い被リンクを獲得することで、自サイトの権威性や信頼性を高め、検索順位の向上を目指す施策です。

 被リンク獲得の手法としては、質の高いコンテンツを作成し自然な被リンクを促す、関連性の高いWebサイトへの寄稿・情報提供、プレスリリースの配信、業界団体や関連企業サイトへの登録、サイテーション(企業名、住所、電話番号などのオンライン上での言及)の整備などがあります。

費用としては、質の高い被リンク1本あたり5,000円~30,000円程度が目安とされますが、これはあくまで参考であり、施策内容やリンクの質によって大きく変動します。

【注意事項】
被リンクを購入する行為はGoogleのガイドラインで禁止されています。
購入はランキング操作を目的とする行為と見なされ、発覚すると検索順位の大幅な低下や検索結果に表示されなくなるなど、厳しいペナルティの対象となります。

サイト設計コンサルティングについて

サイト設計コンサルティングは、SEOに強いWebサイトを構築するための初期段階からの戦略立案や設計支援を行うサービスで、特に新規サイト立ち上げや大規模リニューアルの際に重要となります。

サイト設計コンサルティングの費用

プロジェクト規模 費用相場 期間 含まれる内容
小規模 50〜100万円 1〜2ヶ月 基本設計・キーワード設計
中規模 100〜200万円 2〜3ヶ月 上記に加え、詳細設計・実装支援含む
大規模 150〜350万円 3〜6ヶ月 上記に加え、全体戦略・プロジェクト進行支援含む

料金体系別メリット・デメリット

SEO対策を外注する場合、主に「月額固定型」「成果報酬型」「スポット型」の料金体系があります。

それぞれの特徴を理解し、自社の状況や目的に合ったプランを選ぶことが、費用対効果の高いSEO対策を実現する上で非常に重要です。

ここでは、各料金体系のメリットとデメリット、そしてどのような企業・ケースに向いているのかを解説します。

月額固定型の特徴

月額固定型は、毎月一定の料金を支払い、SEO会社が契約に基づいた施策を継続的に実施するプランです。

メリット

  • 施策を網羅的に実施しやすい:予算が固定されているため、キーワード調査、内部対策、コンテンツ作成、外部対策、レポーティングといった幅広い施策を計画的かつ継続的に実施できる。
  • KPI管理が容易:月々の費用が明確なため、ROIの算出や予算管理がしやすい。
  • 中長期的な視点での対策が可能:短期的な成果だけでなく、サイト全体の資産価値を高めるような本質的なSEO対策に取り組みやすい。
  • 信頼できるパートナーとの関係構築:長期的な契約になることが多いため、SEO会社と密に連携し、信頼関係を築きやすい。

デメリット

  • 成果が出なくても費用が発生する:上位表示やトラフィック増加といった成果がすぐに出なくても、毎月固定の費用がかかる。
  • 中長期的なコストが大きくなる可能性:契約期間が長くなるほど、支払額が大きくなる。
  • 施策内容の透明性が低い場合がある:具体的にどのような作業が行われているのか、詳細な報告がないと分かりにくい場合がある。

向いている企業・ケース

  • BtoB企業など、中長期的に安定したリード獲得を目指す企業
  • ある程度の予算を確保でき、本格的にSEOに取り組みたい企業
  • サイト全体のSEO強化を図りたい企業
  • 社内にSEOの知見が少なく、包括的なサポートを求める企業

月額固定型は、SEO対策を「投資」と捉え、じっくりと成果を積み上げていきたい企業に適しています。弊社サンゼンデザインでも、お客様の状況や目標を詳細にヒアリングした上で、最適な月額固定プランをご提案しています。

成果報酬型の特徴

成果報酬型は、あらかじめ定めた成果(例:特定のキーワードでGoogle検索10位以内、検索からの問い合わせ件数月5件以上など)が達成された場合にのみ費用が発生するプランです。

メリット

  • 初期費用や固定費を抑えられる場合がある:成果が出るまでは費用が発生しないか、少額で済むため、初期投資のリスクが低い。
  • 費用対効果が明確:成果に対して費用を支払うため、投資の成果が分かりやすい。
  • 中長期的な視点での対策が可能:短期的な成果だけでなく、サイト全体の資産価値を高めるような本質的なSEO対策に取り組みやすい。
  • SEO会社のモチベーションが高い:成果を出さなければ報酬が得られないため、SEO会社は成果達成に向けて積極的に動く傾向がある。

デメリット

  • 対策キーワードが限定されることが多い:対策キーワードが多い場合、成果が出ないキーワードが発生するリスクが高いため、比較的上位表示しやすいキーワードや、成果が見込めるキーワードに限定される場合がある。
  • ブラックハットSEOのリスク: 短期的な成果を急ぐあまり、Googleのガイドラインに違反するような質の低い被リンク獲得の手法(ブラックハットSEO)を実施する業者へ外注してしまう可能性があり、結果としてペナルティを受け、検索順位が大幅に下落するリスクがある。
  • 成果の定義が曖昧な場合がある:「上位表示」の定義(例:何位以内か、どのくらいの期間維持されたら成果とするか)や、CVの計測方法などが曖昧な場合、後々トラブルになる可能性がある。
  • トータルコストが高くなる可能性: 成果が出始めると、月額固定型よりもトータルの費用が高額になるケースもある。
  • 施策内容のコントロールが難しい:成果達成が最優先されるため、企業側が希望する施策やブランディングに沿った施策が行われない可能性がある。

向いている企業・ケース

  • 予算が限られており、まずは特定のキーワードで成果を試したい新規事業
  • 短期的に特定のキーワードでの上位表示を目指したいECサイト
  • 成果が出なければ費用を払いたくないと考える企業

成果報酬型は、一見リスクが低く魅力的に見えますが、契約内容や業者の質を慎重に見極める必要があります。

スポット型の特徴

スポット型は、Webサイト全体のSEO診断、特定の技術的課題の改善、数本のコンテンツ作成支援など、あらかじめ定めた特定の作業や課題解決に対して一括で費用を支払うプランです。契約期間や作業範囲が限定的な場合が多いです。

メリット

  • 課題に応じた柔軟な依頼が可能:サイト全体のSEO診断、特定の内部対策、コンテンツ戦略の策定支援など、自社が必要とする特定の施策のみをピンポイントで依頼できる。対策したいキーワードの制約も比較的少ない。
  • 予算管理がしやすく、費用対効果が見えやすい:契約時に作業範囲と総額の費用が明確に提示されるため、予算計画を事前に立てやすい。提供される成果物や実施レポートにより、投資に対する具体的な作業内容とその対価を把握しやすい。
  • 自社の戦略に沿った施策を実行し、ノウハウを蓄積しやすい:SEO会社に全てを委ねるのではなく、自社の事業戦略やブランドイメージに沿った施策を依頼しやすい。施策の実行プロセスや成果物、コンサルティングを通じて、社内にSEOに関する知見やノウハウを蓄積していくことが期待できる。

デメリット

  • 施策実行後の成果が保証されるわけではない:特定の作業の実行や成果物の納品は約束されるが、検索順位の具体的な上昇やCV数の増加といった直接的な成果が必ずしも保証されるわけではない。
  • 継続的なサポートは別途必要になることが多い:契約範囲内の施策が完了すれば、その後のフォローアップやアルゴリズム変動への対応、継続的な改善活動は基本的に含まれない。そのため、中長期的な成果維持には別途契約や内製化の検討が必要。
  • 信頼できる業者選びの目利きが重要:限られた期間や予算の中で、的確な課題分析と有効な施策提案・実行ができるか、業者の実績や専門性、コミュニケーション能力などを慎重に見極める必要がある。

向いている企業・ケース

  • 特定のSEO課題(例:Webサイトリニューアルに伴うSEO設計、特定の技術的負債の解消、高品質な専門記事の作成など)を明確に抱えており、ピンポイントで解決したい企業
  • 既に社内にSEO担当者やチームが存在し、専門的な知見を持つ外部の専門家からアドバイスを受けたり、リソースが不足している部分の作業支援を受けたい企業
  • まずは一度、自社サイトの現状分析や課題の洗い出しを専門家に行ってもらい、今後のSEO戦略の方向性を定めたいと考えている企業

スポット型は、必要な時に必要な分だけ専門家の力を借りたい、あるいは特定の課題解決に集中したい場合に有効な選択肢と言えるでしょう。

料金体系の特徴

以下に各料金体系の特徴をまとめます。

料金体系 メリット デメリット 適しているケース例
月額固定型
  • 施策を網羅的に実施しやすい
  • KPI管理の容易、中長期的な対策が可能
  • 成果が出なくても費用発生
  • 中長期コストが大きくなる可能性あり
  • 施策内容の透明性が低い場合あり
  • 成長フェーズのBtoB企業
  • 本格的にSEOに取り組みたい企業
  • 包括的なサポートを求める企業
成果報酬型
  • 初期費用や固定費を抑えやすい
  • 費用対効果が明確
  • SEO会社のモチベーションが高い
  • 対策キーワードが限定されやすい
  • ブラックハットSEOのリスク
  • 成果の定義が曖昧な場合あり
  • トータルコストが高くなる可能性あり
  • 予算が読めない新規事業
  • 特定のキーワードで短期的な成果を求めるECサイト
スポット型
  • 特定の課題にピンポイントで対応
  • コストを抑えやすい
  • 社内リソースを補完
  • 継続的な改善には不向き
  • 全体戦略がないと効果が限定的
  • SEO診断を受けたい
  • 特定の技術課題を解決したい
  • 部分的な業務を委託したい企業

ROIシミュレーション:費用対効果を数字で見る

SEO対策に費用をかける以上、その投資がどれだけの効果を生むのか(ROI:Return on Investment)を把握することは非常に重要です。

ここでは、ROIの基本的な計算方法と、広告費との比較を通じて、SEO対策の費用対効果を具体的に見ていきます。

感覚的に「効果がありそう」ではなく、具体的な数字で費用対効果を予測・評価することで、社内での予算獲得や施策の継続判断がしやすくなります。

ROI計算式と入力パラメータ

SEO対策のROIを計算する基本的な式は以下のとおりです。

ROI (%) = ( (コンバージョン数 × 平均顧客生涯価値(LTV)) – SEO対策コスト ) ÷ SEO対策コスト × 100

  • コンバージョン数 (CV数):SEO対策によって検索経由で獲得できた成果の数。BtoBサービスであれば、問い合わせ件数、資料ダウンロード数、セミナー申込数などが該当する。
  • 平均顧客生涯価値 (LTV: Life Time Value):一人の顧客が取引期間全体を通じて企業にもたらす総利益。なお、LTVの代わりに、平均顧客単価や年間平均取引額などを用いて簡易的に計算することも可能。
  • SEO対策コスト:SEO対策にかかった総費用。初期費用、月額費用、コンテンツ作成費用、ツール利用料など、SEO対策に関連する全てのコストを含む。

具体的な計算例

前提条件

  • SEO投資額:月額30万円×12ヶ月=360万円
  • 流入増加:月間1,000セッション増加
  • CVR:2%
  • リード獲得:月間20件
  • 成約率:10%
  • 顧客利益単価:100万円

年間獲得利益

  • 20件×12ヶ月×10%×100万円=2,400万円

ROI

  • (2,400万円-360万円)÷360万円×100=567%

この場合のROIを計算すると、 ROI =567% となり、投資した360万円に対して567%のリターンがあったと評価できます。

CPC・CPAとの比較で見る広告費削減効果

SEO対策の費用対効果は、リスティング広告などの有料広告と比較することで、より明確に理解できます。

「リスティング広告に頼りすぎてCPAが高騰している」という課題をお持ちの場合には、SEO対策による広告費削減効果は大きなメリットとなります。

  • CPC (Cost Per Click/クリック単価): 広告が1回クリックされるたびにかかる費用。
  • CPA (Cost Per Acquisition/顧客獲得単価): 1件のCVにかかる費用。

具体的な計算例

前提条件

リスティング広告の場合

  • 平均CPC:500円
  • 月間クリック数:2,000回
  • 月額広告費:100万円
  • CVR:1.5%
  • 月間CV数:30件
  • CPA:33,333円

SEO対策の場合(6ヶ月後)

  • 月額SEO費用:30万円
  • オーガニック流入:2,000セッション
  • CVR:2.5%(質の高い流入)
  • 月間CV数:50件
  • CPA:6,000円

年間での費用削減効果

  • 広告費削減額:100万円×12ヶ月=1,200万円
  • SEO投資額:30万円×12ヶ月=360万円
  • 削減効果:1,200万円-360万円=840万円/年

あくまで一例ですが、再現性はある事例です。

なお、SEO対策の効果は広告と違い、施策を止めても一定期間継続するため、2年目以降のROIはさらに向上する可能性があります。
※SEO対策は成果が出るまでに一定の期間が必要になりますが、分かりやすくイメージしていただくため、上記計算例ではその期間を考慮しておりません。

成功・失敗事例

SEO対策の費用対効果を考える上で、実際の成功事例や失敗事例から学ぶことは非常に重要です。ここでは、具体的な事例を挙げながら、成功のポイントと失敗を避けるための注意点を解説します。

成功事例:BtoB SaaS企業(リード獲得数250%増)

企業概要

  • 業種:OKRツールを提供
  • SEO課題:「OKR」単一キーワードで圏外

実施内容

  • CVハードルの低いホワイトペーパー(WP)を重視し、カスタマージャーニーを再構築。記事毎に最適なCV出口を設計 。
  • 「OKR」対策でカニバリ解消(内部リンク統一)、既存資産からの被リンク獲得、コンテンツ改善。
  • SEOのキーワード・CVR情報を広告に活用し、リード獲得効率を改善 。

結果

  • ブログ経由リードが月平均20件から50件へ250%増(需要期には80件)。主要語「OKR」は圏外から5位に、関連複合語も多数上位化 。
  • 既存記事リライトで流入数・CVRが大幅改善。広告運用も効率化され、オウンドメディアと広告が集客の主軸となった 。

成功要因

  • 高CVハードル課題に対し、WP活用で顧客接点を再設計した戦略的判断。これにより、見込み客獲得の入口が効果的に拡大された 。
  • カニバリゼーション解消や主要KW対策といったSEOの基礎固めを徹底。既存の自社資産(YouTube等)を被リンク獲得に有効活用した点 。
  • SEOで得た知見を広告運用に連携し相乗効果を生んだことや有望な既存記事の改善に注力し効率的に成果を向上させた点 。

引用元URL:https://lany.co.jp/work/resily-consulting/

失敗事例:実態不明な外部リンク施策でペナルティ誘発

企業概要

  • 業種:MEO対策支援サービスなどを提供
  • SEO課題:SEO対策の多岐にわたる作業負荷(SEOの勉強、ブログ執筆、など)の軽減

経緯

  • 月額2~10万円程度の格安SEO対策をA社に依頼。
  • 「他社では月30万円ほど要する施策が、月3万円でできる」と説明を受け、「たくさんのキーワードで上位化の実績がある」とアピールされた 。
  • 契約条件として、2年分のSEO対策費用60万円の一括払いを求められて払った。

問題の施策

  • 施策内容の不透明性:A社は具体的な施策内容を開示されず。
  • 質の低い外部施策(リンクビルディング):契約から2ヶ月目の施策初月に検索順位が明らかに低下した後、A社は「外部施策に使ったサイトがペナルティを受けてしまいまして…。御社サイトへのリンクは既に外しましたのでいったん回復するのを待っております。」と。

結果

  • ペナルティ発生:施策開始2か月目、外注業者の外部施策用サイトがペナルティを受け、その影響でサイトの評価が下落。
  • 業者対応:問題発覚後、A社からの連絡が途絶え、メールへの返信もなく、電話にも出なくなり音信不通。

失敗要因

  • 最大の要因は、「安さ」と「実績がある」という外注業者の営業トークを鵜呑みにし、施策内容の透明性を確認しないまま、リスクの高い2年分の一括払いという契約を結んでしまったこと 。
  • SEO業者が、ペナルティを受けるような質の低い外部サイトからのリンク構築という危険な手法に依存していたこと 。
  • 施策内容がブラックボックスであり、問題発生後の業者の対応が極めて不誠実(連絡不通)であったこと 。

引用元URL:https://winq.co.jp/seo-demerit/ 

SEO会社選定チェックリスト

信頼できるSEO会社を選ぶことは、SEO対策の成否を大きく左右します。

そこで、ここでは後悔しないための「SEO会社選定チェックリスト」をご用意しました。

このチェックリストを活用し、複数の会社を比較検討することで、自社に最適なパートナーを見つける手助けとなれば幸いです。

KPI設計と達成事例の有無

SEO対策の目的は最終的にはビジネスの目標達成です。適切なKPI設定と施策実行ができる会社を選びましょう。

  • KPI設定プロセスが具体的か(ビジネスモデル・KGIヒアリング、KPI提案、目標値根拠)
  • 具体的な達成事例(特に自社と同業種や類似課題)を提示できるか(課題、施策、成果、プロセス共有)
  • 目標未達時の対応策やリスクヘッジについて説明があるか

レポーティング体制とコミュニケーション頻度

SEO対策は継続改善が不可欠。円滑なコミュニケーションと分かりやすいレポーティング体制が重要です。

  • レポーティングの頻度と内容は明確か(月次等、順位・トラフィック・CV・施策内容・考察・次月アクションプラン、分かりやすさ)
  • 報告会や定例ミーティングの有無と頻度は適切か
  • 担当者の対応は迅速かつ丁寧か
  • 緊急時の連絡体制は整っているか

料金体系の透明性と契約条件

費用トラブルを避けるため、料金体系の透明性と契約条件の明確さが非常に重要です。

  • 見積もり内容は詳細かつ明瞭か(内訳、初期・月額・成果報酬条件、追加費用条件)
  • 契約期間と中途解約の条件は明記されているか
  • 成果保証の範囲と条件は現実的か(「必ず1位」等の非現実的保証なし、返金規定等)
  • 支払いサイトや請求方法は明確か

SEO会社の専門性・同業種実績

SEOは専門知識が求められます。会社の専門性や自社業界での実績を確認しましょう。

  • SEO対策に関する専門知識や技術力は高いか(アルゴリズム・ガイドライン理解、テクニカル・コンテンツ・外部SEO知見、最新トレンド把握)
  • 自社と同じ業種や類似サービスでのSEO実績はあるか
  • 担当者の経験やスキルは十分か
  • SEO対策以外のWebマーケティングに関する知見もあるか

E-E-A-T/ブラックハット対策の方針

Googleが重視するE-E-A-Tへの対応方針や、ブラックハットSEO排除の姿勢は信頼できる業者を見極める上で非常に重要です。

  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高めるための具体的な施策提案があるか
  • ブラックハットSEO(Googleのガイドラインに違反する行為)を行わないことを明確に約束しているか
  • 被リンク獲得の手法はGoogleのガイドラインに準拠した安全なものか?(「数」だけでなく「質」を重視しているか)
  • 具体的な施策内容やその効果測定方法について、透明性のある詳細な説明があるか(施策内容を曖昧にしないか)
  • アルゴリズムアップデートへの対応方針や、過去の対応実績について説明があるか

その他確認しておきたい項目

  • 自社サイトの現状分析と課題抽出は、データに基づいて客観的かつ的確に行われているか
  • 提案されるSEO戦略や施策は、ユーザーファーストの視点が貫かれており、本質的なサイト価値向上を目指すものか
  • 提案される施策は、自社のリソース(予算、人員、時間)や事業フェーズ、ビジネス目標と整合性が取れているか
  • 契約終了後の権利関係(制作されたコンテンツの著作権の帰属など)は書面で明確にされているか?
  • 会社の信頼性・安定性は十分か(設立年数、事業規模、従業員数、取引実績、業界内での評判など)
  • 提示されるレポートは、順位変動だけでなく、具体的な作業内容、データに基づいた詳細な分析、そして次の行動に繋がる改善提案が含まれているか
  • SEO会社との連携において、自社が主体的に関与し、共に課題解決や改善活動を進めていくための協力体制を築けるような提案・姿勢か
  • 提案内容は、短期的な成果追求だけでなく、中長期的な視点でのサイトの持続的な成長と、継続的な改善活動を見据えたものになっているか
  • 契約を検討しているSEO会社の企業文化や担当者とのコミュニケーションの質・相性は、長期的なパートナーシップを築く上で良好と感じられるか

このチェックリストを参考に、複数のSEO会社から提案を受け、慎重に比較検討してください。

弊社サンゼンデザインは、福岡・北九州で積み重ねてきたSEO対策の実績を通じて、お客様のビジネスの持続的な発展をお手伝いします。

「SEO対策って何から始めればいいの?」「今の業者さんの対応に満足できない」そんなお悩みはありませんか?まずは気軽にお話をお聞かせください。

皆様に寄り添った丁寧な説明と状況に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。

よくある質問

SEO対策の費用や進め方について、多くのWeb担当者が疑問に思われる点をQ&A形式でまとめました。

Q1. 自社だけでSEO対策は可能ですか? その場合に必要なコストは?

はい、可能です。ただし、以下の条件が必要です。

自社でSEO対策を行う場合の必要要素

  1. 人材・スキル
    • SEO専任担当者(最低1名)
    • HTML/CSSの基礎知識
    • 分析ツールの操作スキル
  2. 時間的リソース
    • 週数十時間以上のSEO業務時間
    • 継続的な学習時間
  3. ツール費用
    • 有料SEOツール:月額1〜5万円
  4. 気付きにくいコスト
    • 人件費:月額40〜80万円(専任者1名の場合)
    • 学習・試行錯誤の時間

「サイトを作ったけどアクセスが集まらない」「SEO対策と聞いたけど何をすればいいの」など、集客をしたいけど、社内にリソースがないという課題を抱える企業様は多く、結果的に外注した方が費用対効果が高いケースも多いです。

Q2. SEO対策の成果が出るまでの平均期間はどれくらいですか?

施策内容と競合状況により異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。

施策別の効果発現期間

  1. 内部SEO対策
    • 初期効果:1〜2ヶ月
    • 本格的な効果:3〜6ヶ月
  2. コンテンツSEO
    • 新規記事の順位安定:3〜6ヶ月
    • サイト全体への影響:6〜12ヶ月
  3. 外部SEO対策
    • 効果発現:1〜3ヶ月
    • ※ただしリスクを伴う可能性がある

業界別の目安

  • 競合が少ない(弱い)業界:3〜6ヶ月
  • 競合が多い(強い)業界:6〜12ヶ月
  • 超競合(かなり強い)業界:12ヶ月以上

Q3. 予算が少ない場合、どのSEO施策を優先すべきですか?

予算が限られている場合、まずは以下の施策から優先的に取り組むことをお勧めします。

月額5万円以下の場合

  1. SEO診断(マイナス要素の洗い出し)
  2. 内部SEOの基本対策
  3. 月2〜4記事のコンテンツ制作

月額5〜10万円の場合

  1. 簡易的なSEOコンサルティング
  2. 重要ページの最適化
  3. 月4〜8記事のコンテンツ制作

月額10〜20万円の場合

  1. 定期的なコンサルティング
  2. 競合分析とキーワード戦略
  3. コンテンツSEOの本格展開

コスト削減のポイント

  • 一部作業の内製化
  • 優先順位の明確化
  • 段階的な施策実施

Q4. リスティング広告とSEO対策、最適な併用比率はありますか?

業界や成長フェーズにより異なりますが、以下が目安です。

立ち上げ期(0〜6ヶ月)

  • リスティング広告:70%
  • SEO対策:30%
  • 即効性を重視しつつ基盤構築

成長期(6〜12ヶ月)

  • リスティング広告:50%
  • SEO対策:50%
  • バランスよく投資

安定期(12ヶ月以降)

  • リスティング広告:30%
  • SEO対策:70%
  • SEOを主軸に切り替え

Q5. Googleのアルゴリズムアップデートがあった場合、どのような対応が必要ですか?

Googleは検索品質向上のため日々アルゴリズムを更新します。

アップデート時の対応は以下のフローが基本です。

  • 情報収集と公式発表確認
  • 自社サイトへの影響分析
  • 原因の仮説立てと調査
  • 具体的な改善策の実施
  • 効果測定と継続的な改善

アップデートがあったからといってすぐにサイトを扱うのではなく、状況を見極めてからの対処で遅くはありません。
重要なのは、常にユーザーファーストで質の高いサイト作りを心掛けることです。

Q6. SEO対策で上位表示されれば、その後はずっと上位に掲載されますか?

いいえ、一度上位表示されたとしても、その順位が永久に保証されるわけではありません。

検索順位は、Googleのアルゴリズムの変更、競合サイトのSEO強化、自社サイトの情報の鮮度や質の変化など、様々な要因によって常に変動します。継続的なメンテナンスと改善が不可欠です。

Q7. SEO対策を行えば必ず上位に表示されますか?

いいえ、SEO対策は上位表示を「保証」するものではありません。「必ず1位を保証します」とアピールする業者は注意が必要です。

なお、Googleのアルゴリズムは非常に複雑であり確実性はありませんが、適切なSEO対策を継続することで上位表示の可能性を高めることは可能です。

Q8. SEO対策とホームページ制作は別々に依頼すべきですか?

必ずしも別々に依頼する必要はありません。むしろ、ホームページ制作の段階からSEOを意識した設計を行うことが非常に重要です。

弊社サンゼンデザインのように、ホームページ制作とSEO対策を一貫して提供できる会社であれば、戦略立案から実装、運用までトータルでサポートが可能です。

Q9. SEO対策の費用は経費として計上できますか?

はい、一般的にSEO対策にかかる費用(コンサルティング料、コンテンツ作成費など)は、広告宣伝費や販売促進費といった経費として計上できます。

具体的な会計処理については、税理士にご確認ください。

Q10. 地方の企業でもSEO対策は必要ですか?

はい、地方企業こそSEOが重要です。「地域名+サービス名」での上位表示は、サイトへ流入するユーザーのCV意欲も高く、地域密着型のビジネスに大きな効果をもたらします。

内製化ロードマップと学習リソース

SEO対策を外注するだけでなく、将来的に自社内にノウハウを蓄積し、コストを最適化していきたいと考えるWeb担当者も多いでしょう。ここでは、SEO対策の内製化に向けた段階的なロードマップと、学習に役立つリソースをご紹介します。

1.現状診断と優先度設定(0‑1ヵ月)

まずは、自社のSEOに関する現状を正確に把握し、どこから手をつけるべきか優先順位を明確にすることから始めます。

現状のアクセス状況と課題の洗い出し(Googleアナリティクス、Search Console活用)、目標設定とKPIの明確化、社内リソースの棚卸しと役割分担の検討、優先的に取り組むべき施策の決定を行います。 

2.伴走型支援でコンテンツ内製(2-6ヵ月)

基本的な知識を習得し、優先課題が明確になったら、次は実践フェーズです。特に重要なコンテンツSEOの内製化を目指し、必要に応じて専門家の伴走支援を受けながら進めます。

キーワード選定とコンテンツプランニングの実践、質の高いコンテンツ作成のトレーニング(E-E-A-T意識)、基本的な内部SEOの実装、効果測定と改善サイクルの実施。

社内教育メニュー例・月間コスト:SEO基礎研修(外部講師依頼:10万円~/回)、コンテンツライティングワークショップ(月1回、外部講師:5万円~/回)、OJT、オンライン学習プラットフォーム利用料(月額数千円~)。

3.ツール活用で自走PDCA(7ヵ月〜)

ある程度の知識と経験が身につき、コンテンツ作成のサイクルが回り始めたら、次は各種ツールを本格的に活用し、データに基づいたPDCAサイクルを自律的に回していくフェーズです。 

主要SEOツール(GA4、Search Console、順位チェックツール、キーワード調査ツール、ヒートマップツール)の本格導入と習熟、定型的なレポーティングと分析の仕組み化、高度なSEO施策へのチャレンジ、最新情報のキャッチアップと学習の継続。 

月間コスト:有料ツール(月額1万円~10万円)

まとめ&次のアクション

ここまで、SEO対策の費用相場、費用を左右する要素、料金体系別のメリット・デメリット、費用対効果の考え方、成功・失敗事例、業者選定のポイント、そして内製化ロードマップに至るまで、網羅的に解説してきました。

次は、以下のように具体的なアクションに移すことが何よりも重要です。

今日からできる3ステップ

  1. 自社の現状と目標を再確認する:
    • 現在のWebサイトの課題は何か(アクセスが少ない、問い合わせに繋がらない、広告費が高いなど)
    • SEO対策を通じて、具体的に何を達成したいか(半年後に検索流入〇〇%アップ、年間広告費〇〇万円削減など)
  2. 概算予算を立ててみる:
    • この記事で紹介した費用相場を参考に、自社がSEO対策にかけられる大まかな予算(初期費用、月額費用)をイメージ
  3. 複数のSEO会社に相談してみる(情報収集と比較検討):
    • 1社だけでなく、2~3社程度のSEO会社に問い合わせて、話を聞いてみる
    • その際、この記事の「SEO会社選定チェックリスト」を活用し、各社の提案内容、費用、実績などを比較検討

 弊社サンゼンデザインは、福岡県北九州市に拠点を置き、全国の企業様のホームページ制作とSEO対策を14年以上にわたり支援してまいりました。

Google検索「ホームページ制作 福岡」「ホームページ制作 北九州」で継続して上位表示を達成している自社サイトの運用ノウハウをもとに、お客様の業種や規模、目標に合わせた最適なSEO戦略をご提案いたします。

  • 無理な営業は一切いたしません。
  • お客様の課題と目標を丁寧にヒアリングし、本当に必要な施策だけをご提案します。
  • 費用についても、分かりやすく透明性の高いご説明を心がけています。

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