Web反響ラボ

リスティング広告大全!読むだけでリスティング広告のプラットフォーム・メリット・デメリット・できることが理解できる!

リスティング広告大全

お客様にWeb広告の相談を受けていまして…

今回はリスティング広告がご希望に合っていて、結果につながると思っています。

うまく説明することができるようにリスティング広告についてポイントを教えてもらえないでしょうか?

そのお客様はリスティング広告について詳しいのかな?

Web広告全般、詳しくないとおっしゃっていました

それじゃあ、リスティング広告ってどんな広告なのかってところから改めて復習しておこうね

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9035文字

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Web広告(インターネット広告)とは、オンライン上で展開されるすべての広告のことで、リスティング広告はWeb広告の中の一つの手法です。

リスティング広告は検索エンジンの検索結果に表示される広告で、ユーザーが特定のキーワードを検索した際に配信されるのが特徴です。

Web広告には、リスティング広告の他にバナー広告・動画広告・SNS広告・ネイティブ広告などさまざまな形式があります。

リスティング広告は、ユーザーの検索意図に基づいて表示される広告です。

そのため、他のWeb広告に比べて、商品やサービスに対する関心が高いユーザーにリーチしやすいという利点があります。

このように、リスティング広告はWeb広告全体の中で、検索ベースの広告として重要な役割を果たしています。

本記事では、リスティング広告の特徴やできることなどを取り上げていきますので、Web広告をこれから配信したいとお考えの方に参考になれば幸いです。

リスティング広告とは?あなたのビジネスを加速させるツール

リスティング広告とは、検索エンジンや特定のウェブサイト上で表示される広告の一種です。

ユーザーが特定のキーワードを検索すると、その検索結果ページや関連するウェブページに「スポンサー」や「広告」と書かれた検索結果が表示されます。
あれこそが、まさに「リスティング広告」です。

広告を見た人が広告をクリックした場合にのみ費用が発生する「クリック課金型」であることも特徴です。

検索連動型広告とディスプレイ広告、その違いとは?

リスティング広告には、大きく分けて2つの種類があります。

検索連動型広告

検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに、そのキーワードに関連する広告が表示されるものです。
例えば、「ダイエット食品」と検索すれば、「自宅で簡単!1ヶ月で5kg痩せる!」といった広告が表示されるイメージです。

ディスプレイ広告

普段見ているウェブサイトやアプリに表示される広告です。ユーザーの興味関心や過去の検索履歴に基づいて、ユーザーに合った広告が表示されます。
例えば、ユーザーがダイエットに興味を持っている場合、様々なウェブサイトでダイエット食品の広告が表示されることがあります。

検索連動型広告とディスプレイ広告の比較表

項目 検索連動型広告 ディスプレイ広告
表示場所 検索結果ページ さまざまなウェブサイト、アプリ
ターゲティング キーワード 興味関心、デモグラフィック情報など
広告形式 テキストが主流 テキスト、画像、動画などの組み合わせ
メリット
  • 高い費用対効果
    求めている人に直接アプローチできるため、無駄な広告費を抑えられます。
  • 短期間での効果測定
    クリック数や購入数などをすぐに確認でき、広告の効果を測りやすいです。
  • 柔軟な運用
    いつでもキーワードや広告文を変更でき、状況に合わせて広告を調整できます。
  • ブランド認知度向上
    繰り返し広告を表示することで、ブランドや商品・サービスの認知度を向上させることができます。
  • 潜在顧客へのアプローチ
    まだ商品に興味を持っていない潜在顧客に対して、商品やサービスの存在を知ってもらうことができます。
  • リターゲティング
    自社のウェブサイトを訪れたことがあるユーザーに対して、再び広告を表示し、購入を促すことができます。
デメリット
  • 専門知識が必要
    効果的な広告を作成するためには、キーワード選定や広告文作成の知識が必要です。
  • 競合が多いキーワードは高額になりやすい
    人気のあるキーワードは競合が多く、広告費が高くなることがあります。
  • クリック率が低い傾向
    テキスト広告に比べて、クリック率が低い傾向にあります。
  • 効果測定が難しい
    広告効果を測る指標が複数あり、効果測定が複雑になる場合があります。
  • デモグラフィック情報:性別、年齢、居住地域、家族構成、職業、所得など人口統計学的なデータ情報

検索連動型広告とディスプレイ広告のどちらを活用する?

検索連動型広告は、まさに狙ったターゲットにピンポイントでアプローチできる点が魅力です。あなたの商品やサービスを探している人に、ダイレクトにアピールできます。

ディスプレイ広告は、より広範囲な人々にあなたの商品やサービスを認知させたい場合に有効です。例えるなら、街中で大きな看板広告を出しているようなイメージです。

検索連動型広告とディスプレイ広告のどちらの広告形式を選ぶかは、目標によって異なります。一般的に下記の目標の違いによって広告を選ぶことが多くあります。

新規顧客の獲得

検索連動型広告は、具体的な商品やサービスを探しているユーザーにアプローチできるため、新規顧客の獲得に特に効果的です。

ブランド認知度向上

ディスプレイ広告は、幅広い層にあなたのブランドを認知させたい場合に有効です。

今度打ち合わせするお客様は新規顧客の獲得が目的と言っていたので、検索連動型広告をおすすめしようと思います!

リスティング広告の代表的なプラットフォーム

Google Ads

Google Adsは、世界中で最も使われている検索エンジン、Googleの広告プラットフォームです。近年のスマートフォンの標準の検索エンジンであることが多いため、多くのユーザーへの配信が可能です。

Google検索ネットワーク

Google検索ネットワークとは、Google広告で広告を表示できる場所の総称です。具体的には、Google検索結果ページや、Googleと提携している他のウェブサイトやアプリなどが含まれます。

Googleディスプレイネットワーク

Googleディスプレイネットワークとは、Google広告で広告を表示できる場所の1つで、Google検索結果ページ以外の場所を指します。具体的には、Googleが提携している数百万ものウェブサイト、アプリ、YouTubeなど、様々な場所に広告を表示することができます。

Yahoo!広告

Yahoo!広告は、日本のネットユーザーに深く根付いたYahoo! JAPANの広告プラットフォームです。特に、40代以上のユーザーに強いという特徴があります。

Yahooスポンサードサーチ

Yahoo! スポンサードサーチは、Yahoo! JAPANなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに関連性の高い広告を、検索結果の上位に表示するサービスです。

Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)

Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)は、Yahoo! JAPANや提携サイトに広告を表示できるディスプレイ広告のプラットフォームです。ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるのではなく、ユーザーの閲覧履歴や興味関心に基づいて広告を表示します。

Google AdsとYahoo!広告、どちらを選ぶべきか?

Google AdsとYahoo!広告のどちらを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。そこで、それぞれの特徴、強み、弱みを比較してみましょう。

項目 Google Ads Yahoo!広告
ネットワーク規模 世界最大規模 日本国内が中心
デバイス パソコン、スマートフォンに強い 40代以上のパソコンに根強い人気
料金体系 CPC(クリック単価)が一般的 CPC、CPM(インプレッション単価)など

ユーザー層を考えてどちらの広告へ掲載するか考えますが、予算が少なければまずはGoogle Adsから掲載することが多いです。

広告予算が十分にあれば、どちらの広告も使ってみることがおすすめです。新規顧客の獲得など、より目的を達成するプラットフォームに予算を多く配分しましょう。

最初はテスト期間を設けて、その結果でどのように掲載していくかを検討すると良いですね。

リスティング広告メリットとデメリット

リスティング広告のメリットとデメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。

リスティング広告のメリット①即効性

リスティング広告の最大のメリットは、その即効性です。
設定後すぐに検索結果の上位に表示することが可能です。
SEO対策のように、数ヶ月かけてじっくりと効果が出るのを待つ必要はありません。

例えば、新商品や新キャンペーンをホームページに掲載したとします。
そのページでリスティング広告を出稿すれば、その商品やキャンペーンに興味を持っているユーザーに、すぐに広告を見てもらうことができます。

慣れている人なら、広告アカウントの開設から設定、掲載まで数時間で可能です。

リスティング広告のメリット②柔軟性

リスティング広告は、予算や入札単価や出稿期間を自由に設定できます。そのため、あなたの状況に合わせて、広告費を調整することができます。

例えば、キャンペーン期間中は予算を多めに設定し、閑散期には予算を少なく設定するといったことが可能です。
また、特定のキーワードのみに広告予算を調整したり、キーワードを多数設定して幅広く広告を出稿したりすることもできます。

リスティング広告のメリット③ピンポイントのターゲティング

リスティング広告は、ターゲットをピンポイントで狙うことができます。あなたの商品やサービスに興味を持っている人、つまり「顕在層」と呼ばれる人々に、効率的に広告配信することができます。

例えば、福岡で水まわりを得意としているリフォーム業をしている場合、「キッチンリフォーム 福岡」といったキーワードで広告を出稿することで、実際に福岡でキッチンリフォームをしたいと考えているユーザーに広告を表示することができます。

リスティング広告のメリット④どちらの広告が良いか同時に配信して比較できる

リスティング広告はどの広告が反響があるか同時にテストできます。専門用語だとA/Bテストと言います。さまざまな広告文や画像を試して、どれが一番効果があるのかを検証することができます。

例えば、同じ商品に対して、異なる広告文や画像で広告を作成し、どちらの広告の方がクリックされやすいか、どちらの広告の方がお問い合わせが多いかなど比較することができます。改善を繰り返すことで、より効果的な広告を作ることができます。

リスティング広告のデメリット①費用対効果が低い場合がある

リスティング広告は、クリックされるたびに費用が発生する仕組みになっています。そのため、適切なキーワードを選ぶことや広告文の作成を行わないと、ターゲット(顕在層)ではないユーザーがクリックしてしまいます。この場合、費用ばかりがかかってしまい、思ったような成果が出ないことがあります。

リスティング広告のデメリット②専門知識が必要

リスティング広告は、パソコンをある程度扱える方なら掲載までのハードルはそれほど高くありません。

しかし、効果を最大限に引き出すためには、専門的な知識が必要です。キーワードの選び方、広告文の最適化、入札戦略、配信エリアなど、設定したほうが良いことが山ほどあり、設定次第で予算を無駄に消費したり、コンバージョン(購入など)が思うように出なかったりします。

リスティング広告のデメリット③競合との激しい戦い

リスティング広告は、他の企業との入札合戦です。人気のキーワードは、入札単価が高騰しやすく、費用がかさむことがあります。また、同じキーワードでも、季節や繁忙期によって入札単価が何倍も変わることも珍しくありません。

リスティング広告のデメリットを回避する5つの方法

リスティング広告のデメリットを克服し、リスティング広告を成功させるためには、下記の5つの対策が有効です。

1. 適切なキーワード選び

キーワード選びは、リスティング広告の成否に大きく関わりがあります。漠然としたキーワードではなく、具体的な商品名やサービス名、ターゲットが検索しそうなキーワードを選ぶことが重要です。

また自社の顧客にならなさそうなキーワード(例:無料/自分で/DIY など)は除外キーワードとして設定しましょう。

2. 魅力的な広告文の作成

広告文は、ユーザーの心を掴むための第一歩です。
商品やサービスのメリットを明確に伝え、クリックしたくなるような文章を作成しましょう。

3. 効果的な入札戦略

入札戦略は、広告費を最適化するために非常に重要な要素です。まずはクリック数を多くする・お問い合わせを増やすなど目標を設定します。
目標に合わせてキャンペーンの入札単価や予算を調整しましょう。

4. 定期的な分析と改善

リスティング広告は、一度設定すれば終わりではありません。定期的に広告結果を分析し、改善を繰り返すことが重要です。定期的な分析と改善がよりよい広告運用に繋がります。

5. 専門家への相談

リスティング広告の運用は、専門知識が必要なため、一人で抱え込まずに、専門家への相談も検討しましょう。専門家であれば、あなたのビジネスに合わせた最適な広告戦略を提案してくれます。

サンゼンデザインはGoogle公認のWeb広告代理店です。「Google Partner」のバッジを取得しています。サンゼンデザインへのご相談もお気軽にお問い合わせください!

リスティング広告のデメリットも専門家に任せることで多くのデメリットがカバーできるようになります!

リスティング広告でできること

では実際にリスティング広告で具体的にどのようなことができるか見ていきましょう。

1. 新規顧客を次々と獲得する

リスティング広告は、商品やサービスを探している人々に、ピンポイントでアプローチすることができます。

例えば、リフォーム業者で新規事業として解体に力を入れたいとしましょう。「解体 地域名」といったキーワードで広告を出稿することで、実際にあなたのエリアで解体に興味を持っている人々に、解体の広告を見てもらうことができます。

2. ブランドを世の中に広める

リスティング広告は、あなたのブランドを世の中に広く知ってもらうための効果的な手段です。特に、認知度をあげたい場合に有効です。

例えば、高級腕時計を販売している場合、「高級腕時計」というキーワードでディスプレイ広告を出稿することで、あなたのブランドを高級なイメージと結びつけることができます。

3. 一度Webサイトにきたユーザーの再訪問を促す

リスティング広告は、顧客との関係を深めるためのツールとしても活用できます。例えば、一度ホームページを見たユーザーに対して、広告を表示することで、再訪問を促すことができます。

Google広告で解説!リスティング広告の設定の流れ

Google広告を例にリスティング広告の設定の流れを見ていきましょう。

1. キーワード選定

まずは広告を配信するキーワードを選びましょう。商品名・サービス名はもちろんのこと、ユーザーが検索するときに使いそうな言葉をキーワード候補としてピックアップしましょう。

2. ランディングページを決める

広告がクリックされたときにユーザーが最初に訪れるページをランディングページと言います。①広告を表示するキーワード ②広告の内容 ③ランディングページの内容 これら3つが一致していることが重要です。

3. 配信内容を決める

ターゲットとするユーザー、配信エリア、配信期間、広告の見出し・文章などの配信内容を決めます。広告の見出しや文章は複数パターンを用意しておくとよいでしょう。

4. Google広告アカウントの取得

Google広告を利用するためには、Googleアカウントが必要です。Gmailアドレスをお持ちであれば、そのまま利用できます。Google広告にアクセスし、新しいアカウントを作成しましょう。

5. Google広告で設定

キャンペーンを作成し、ターゲットとするユーザー層や配信エリア、予算を設定します。次に広告グループを作成し、キーワードや広告文を入力します。広告文は、検索キーワードと関連性が高く、ユーザーがクリックしたくなるような内容にしましょう。

6. CVタグの設置

CV(コンバージョン)タグは、広告をクリックしたユーザーが、最終的にどのような行動を起こしたかを計測するためのタグです。お問い合わせ完了や電話発信など、目標とするアクションが広告経由で発生したときに、計測します。CVタグの設置はGoogleタグマネージャーを使う方法やサイトに直接埋め込む方法などがあります。

リスティング広告まとめ

本ページでは「リスティング広告のプラットフォーム・メリット・デメリット・できること」について解説しました。
要点をまとめていますので、確認してください。

リスティング広告とは?あなたのビジネスを加速させるツール
検索連動型広告とディスプレイ広告、その違いとは?
 検索連動型広告は検索結果ページに表示される広告
 ディスプレイ広告はあなたの興味に基づいて表示される広告
検索連動型広告とディスプレイ広告のどちらを活用する?
 新規顧客の獲得なら検索連動型広告
 ブランド認知度向上ならディスプレイ広告

リスティング広告の代表的なプラットフォーム
Google Ads
 Google検索ネットワークとGoogleディスプレイネットワーク
Yahoo!広告
 YahooスポンサードサーチとYahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)
Google AdsとYahoo!広告、どちらを選ぶべきか?

リスティング広告メリットとデメリット
リスティング広告のメリット①即効性
リスティング広告のメリット②柔軟性
リスティング広告のメリット③ピンポイントのターゲティング
リスティング広告のメリット④どちらの広告が良いか同時に配信して比較できる
リスティング広告のデメリット①費用対効果が低い場合がある
リスティング広告のデメリット②専門知識が必要
リスティング広告のデメリット③競合との激しい戦い

リスティング広告のデメリットを回避する5つの方法
1. 適切なキーワード選び
2. 魅力的な広告文の作成
3. 効果的な入札戦略
4. 定期的な分析と改善
5. 専門家への相談

リスティング広告でできること
1. 新規顧客を次々と獲得する
2. ブランドを世の中に広める
3. 一度Webサイトにきたユーザーの再訪問を促す

Google広告で解説!リスティング広告の設定の流れ
1. キーワード選定
2. ランディングページを決める
3. 配信内容を決める
4. Google広告アカウントの取得
5. Google広告で設定
6. CVタグの設置

サンゼンデザインはGoogle公認のWeb広告代理店です。「Google Partner」のバッジを取得しています。サンゼンデザインへの広告のご相談もお気軽にお問い合わせください。

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